山際内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年10月3日

(令和4年10月3日(月) 9:36~9:50  於:中央合同庁舎8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 (冒頭発言なし)

2.質疑応答

(問)今回の国会で、政府は新たにフリーランス保護に関する法案を提出すると思います。多様な働き方が広がっている中で大事だと思うのですが、改めまして、フリーランス保護とか、または活用とか、発展に向けた政策の必要性について、大臣のお考えを教えてください。
(答)まず事実関係ですけれども、我が国に令和2年のデータですが、約462万人のフリーランスの方がいらっしゃいます。おそらくもう少し増えているかもしれません。この報酬の支払遅延や一方的な仕事内容の変更、それ以外にもありますが、そういったようなトラブルを経験する方が多くいらっしゃるという現状がありまして、この多様な働き方というものを実現していくために、当然このフリーランスという形態を取られる方々もいらっしゃるわけで、こういったフリーランスという形態で働かれる方々が安定的に働いていける、そういう環境を整備することは喫緊の課題であるという意識を持って、この法律を作っていこうと、そんな形で今準備をしてございます。
 これは今年の6月に新しい資本主義実行計画の中に盛り込んである話ですので、今国会にその法律案というものを提出して成立を得たいと、そのように思っております。
(問)先週の会見の後、会見内容について訂正があったかと思いますが、その経緯についてお伺いします。
(答)すみませんでした。先般の会見のときには、旧統一教会の会合を党本部に報告する際に、2018年に出席した会合が、旧統一教会関連団体の会合であるというふうに、誤って党本部のほうに報告していたということが、きちんとチェックしたときに分かりまして。そうではなくて、旧統一教会が主催する会合であるという報告をきちんとし直したということです。
(問)会見の際に、党本部のほうに提出がされているということは確認されたという話だったのですが、どのように提出したのかというのは確認されなかったということでしょうか。
(答)そういうことです。提出はきちんとしていたし、それから提出をしたということの確認も党本部のほうからいただいていたのですが、その報告の中身そのものが違う部署というんですか、違うカテゴリーだったということで、事務的なミスとして、そういう報告をしてしまっていたということです。
(問)報告内容について、提出前には大臣はご確認されたのでしょうか。
(答)そのときには確認しなかったものですから、そういうふうになっていたということです。
(問)かなり世論としても関心が高い話題かと思うのですが、その件について大臣ご本人が確認されずに提出されたということは、大臣ご本人の危機感の不足を指摘されかねないかと思うのですが、その点についてのご判断はいかがだったんでしょうか。
(答)ですから、冒頭申し上げましたように、私のミスですので、それに関しては謝罪して、それで訂正をしたということです。
(問)危機感が不足していたというふうにはお考えにはならないということですか。
(答)そのようなご批判があるならば、そのご批判は受けなくてはいけないと思いますが、今回のことは、事務的なミスだと私は考えております。
 というのが、報告はしてあった話なものですから、認識そのものも皆さんからご指摘いただいたように、旧統一教会主催の会合に出席をしていたという認識を私自身も持っておりましたから、そのように報告していたつもりでいたのですが、その報告の仕方が間違っていたということなので、そこに関してはきちんと訂正をしますし、危機感が足りなかったのではないかという話に関しては真摯に受け止めて、謝罪もして訂正もしたいと思います。
(問)もう1点だけ、会見の信頼性に関わるかと思うので。
 提出の日付を間違えていたというのは、これはどういったことなのでしょうか。
(答)それは私自身が、その提出した書類そのものを確認しなかったのでそうなってしまったんですけれども。会見そのものは金曜日に会見をしましたよね。ですから、その会見をして速やかにその日のうちに提出したものだと私自身は思っていたのですが、実際には金曜日ですので、ですから次の週の火曜日に、書類の日付がなっていたということだと思います。(※事実関係としては「9月16日金曜日の記者会見後に書類を提出したのではなく、20日火曜日の記者会見後に書類を提出した」)
(問)前回の会見のときには16日だったと思うというふうに、提出された日付についておっしゃっていたかと思うのですが、実際に提出されたのは20日というふうに伺っています。その会見で16日とおっしゃったのは、何を根拠におっしゃったのでしょうか。
(答)ですから、その日に会見があったからだと思います。16日にも会見をしておりますので、その会見したときに、一部マスコミからのご報告を受けて、それで私としては、それを確認をした上で、出席を確認したので、それを党のほうには報告しますということを申し上げたと思うのです。それは会見録を見ていただければそうなっていると思いますので。
 ですから、それは当然その日のうちに報告をするつもりでおりましたので、そう申し上げたのですが、実際の日付のクレジットは9月20日になっていたものですから、私としてはその会見をしたことをもって、それで報告をしたものだというふうに思っていたのですが、実際にはその週をまたいでいたということですので、それも事務的なものだと思います。(※事実関係としては「9月16日金曜日の記者会見後に書類を提出したのではなく、20日火曜日の記者会見後に書類を提出した」)
(問)大臣、今のご発言で1点確認させてください。
 旧統一教会主催のイベントに出席していたと認識していたと今おっしゃいましたけれども、これまで大臣のご説明、資料の確認などにのっとって、それが確認できたというご説明だったかと思いますけれども、大臣ご自身の記憶として、そうしたイベントに出席していたご記憶が今はあるということでよろしいでしょうか。
(答)2018年の会合は、現在の団体の代表の方にお会いしているのです。私自身は、その代表の方にどこかでお会いした記憶があったのです。お会いしたとは、会って何か会合したとかという意味ではないのですが、どこかでお会いしたなという記憶があったのです。
 それが、これまでも何度もご説明したとおり、私自身の事務所に記録が残っていないものですから、どこでお会いしたものかという、その会合が何かということが確認できないで来たのです。それをマスコミのほうからご指摘をいただいて、確認して、その写真を見て、ああこのときだったのだと。言ってみればそこで確認をしたということです。
 ですから、それはその方にお会いしたことがあるという記憶と合致していますから、そのとおりだというふうに申し上げたわけです。
(問)これまで何度か旧統一教会との関係について、会見でも質問が出ていましたが、大臣が代表とお会いになられたとご記憶があったというのは今日初めて伺ったと思いますけれども、これまでそのご説明をなさらなかったのはどうしてでしょうか。
(答)これまでも申し上げてきたのですが、やはり、まず最初にこの場所で会見することは、私は大臣としてここに立っておりますので、個人的に政治活動してきたものに関して、この場を使わせていただいて何かを申し上げるというのは、やはりそぐわないのではないかという考えを最初持っておりました。
 しかし、それは総理からもきちんと点検をした上で、公表して、それで行動を見直すようにというご指示がございましたので、それに従って今もこうやっているわけです。
 それは大臣として当然そうなのですが、大臣として答弁する以上は、不正確なことをお伝えするわけにはいかないということで、確認できたものだけをお伝えするということやってきたわけなのですが、それがきちんと説明責任を果たしていないのではないかというご批判を受けることに、結果としてなってしまったこと、これは反省もしておりますし、説明責任をきちんと果たさなくてはいけない立場にあるにも関わらず、きちんと説明できなかったことは、前からお詫びを申し上げているところです。
 実際に現在の代表の方にお会いしたことがある記憶というのは、私どこかで会ったなというのは覚えていたのですが、それはどこだったかが分からないという状況で、そのお話をするのは不正確なので、お話をしなかったということです。それが理由です。
(問)最後に関連でお伺いしますけれども、今大臣のご記憶で、他に旧統一教会との関係、例えば場所だったり、時期が分からないことであっても、関係で思い当たるところは、他にはないでしょうか。
(答)これは残念ながら、今の段階でいま出てきているもの以上に、何か自分で記憶があるかというと、ないのです。ないのですが、しかしこれは前々から申し上げているように、私どものほうに記録がないんですね。しかも、私自身は申し上げているように、これまで当該団体とは接点がありましたから、そして非常にニュートラルに付き合ってまいりましたので、会合のご案内があれば、それは都合がつけば出席をするし、自分の都合がつかなければ出席をしないという、そういう非常にニュートラルな付き合い方をしてきたものですから、他にも、会合に出席した可能性はあると思います。
 しかし、それそのものを否定するわけでもないのですが、それそのものを自分自身で確認する術がないものですから、様々なところからご確認いただいたことをご指摘を受けて、それでそれに対してきちんと、様々な資料を、私のところになくてもインターネット等々に残っている資料がありますよね。そういうものを確認する中で、自分自身がどういう行動を取ったかということを、今まで確かめてきたということなのです。
 ですから、これからも、もしかしたらそういうことがあるかもしれませんが、それそのものは、そういう新しいものが出てくれば、速やかに対応はしたいと思っております。
(問)今おっしゃっていたことで、1点ちょっと確認したいのですけれども。18年に代表の方と会っているとおっしゃっていたこの代表の方というのは、韓鶴子総裁のことを指しているという理解でよろしいですか。
(答)はい。
(問)1点、私も確認なのですが、2018年に代表の方と会われていたということなんですけれども、これはどういう場面で会われていたのかというのは、簡単に伺えればと思うのですけれども。
(答)これは写真からも確認したのですけれども、私の記憶とも合致するのですが、宴会場のような会場だったと思います。その会場において、その代表の方が出席されていたのですね。私もその会に出席をしていた。
 ですから、会ったといっても、何か言葉を交わしたかどうかと言われると、一言二言「こんにちは」ぐらいのことは言ったかもしれませんけれども、何か会合をもってやり取りをしたとか、そういうことではないです。しかし、代表の方ですので、やはり見たら記憶をしているということだと思うのです。

(以上)