小林内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年8月5日
(令和4年8月5日(金) 10:00~10:10 於:中央合同庁舎8号館1階S103会見室)
1.発言要旨
冒頭発言なし
2.質疑応答
- (問)先日、グローバル・スタートアップ・キャンパス構想推進室が設置されましたけども、このグローバル・スタートアップ・キャンパスというのは具体的にどういうものを構想しているのか、現時点でのお考えを教えてください。
- (答)8月1日に、内閣官房にグローバル・スタートアップ・キャンパス構想推進室が立ち上がりました。今回、スタートアップ担当として山際大臣が任命されましたので、科学技術政策担当大臣として、山際大臣とも連携をしながら、この構想の具体化を進めていきたいと考えています。
現在、大学が生み出す革新的な技術を、世界を席巻し得るまでのスタートアップ創出にシームレスにつなげるというところまでは、その仕組みが構築されておりません。したがって、このような世界標準のイノベーション・エコシステムを今後形成していくことが急務だと考えています。そのために海外のトップ大学などとも連携をしながら、先端技術の研究機能とインキュベーション機能を兼ね備えたスタートアップ・キャンパスというものを創設することによって、世界レベルのイノベーション・エコシステムの形成につなげていきたいと考えています。
今後、まずは構想の具体化をこれから進めていかなければならないと考えている段階でございまして、海外の大学とのFS、調査研究事業の実施などを速やかに行っていきたいと考えております。来年度概算要求におきましても、所要の要求を行っていきたいと考えているところでございます。 - (問)今朝の報道で、学術会議について国の機関として存続させて、第三者機関を導入するといった検討が進んでいると報じられていたんですけれども、その事実関係の確認をお願いします。
また別件なんですが、先日の宇宙政策委で西武ホールディングスの後藤社長が委員長に選ばれました。期待する手腕と役割についてお考えを聞かせてください。 - (答)まず1点目、日本学術会議に関する報道については私も承知をしております。これにつきましては、学術会議の在り方の見直しの方針案につきまして、間もなく取りまとめて発表したいと考えておりますので、最終的な相談を昨日、総理のところに伺ったところであります。まだ調整段階でございますので、この点、詳細については、現時点で検討中ということで、これ以上はお答えは控えたいと考えておりますが、この方針案が固まり次第、速やかに公表できるようにしていきたいと考えています。
2点目の宇宙政策委員会につきましては、昨日、新しく改組させていただいた上で、新メンバーによる初めての会合を開催いたしました。委員長は委員の互選ということになっておりまして、西武ホールディングス社長の後藤高志委員長が新委員長として選出されたところであります。
後藤委員長におかれましては、これまでも宇宙政策委員として幅広い視点から宇宙政策をけん引していただいてまいりました。これから経済社会、あるいは安全保障、宇宙への依存がますます深まっていく中で、宇宙空間の利活用に関する重要性というのはますます高まっていくものと思われます。新委員長である後藤委員長のリーダーシップを発揮していただいて、今回も多士済々の有識者のメンバーに加わっていただいておりますので、率直かつ大胆で骨太な議論を展開していきたいということを昨日、私からもお願い申し上げました。
また、特に宇宙活動の自立性を支える産業、あるいは科学技術の基盤を構築していくことが急務だと考えておりますので、そうしたことも併せて委員の皆様に問題意識をお伝えさせていただいたところであります。 - (問)話題変わりまして、かつて霊感商法等で社会問題化しました旧統一教会と、今、政界、閣僚や国会議員との関わり合いが非常に注目されております。大臣自身、この問題についてどう受け止めておられるか。また、大臣ご自身、この旧統一教会との関わり合いについてはいかがでしょうか。よろしくお願いします。
- (答)今、社会的な関心が高まっているものと認識をしております。これは政治家がそれぞれの立場として、しっかりと説明していくべきと思っています。
私自身に関しましては、事務所内で調査をいたしました。今回、話題となっております旧統一教会の関連団体などに対しまして、選挙の支援依頼ですとか、あるいは献金などを頂いたということはありません。ただ、祝電や地元の会合で挨拶をしたことはございます。
その点につきまして少し付け加えさせていただきますが、地元の方々からの依頼に対応したということなんですけれども、その団体が現在指摘されているような問題があることは存じ上げませんでした。政治家である以上、たくさんの会合があるんですけれども、今後は、その一つ一つの会合の主催者を、当然これまで以上に慎重に確認させていただいた上で政治活動をしてまいりたいと考えておりますし、この団体と今後関係を持つつもりはございません。 - (問)関連なんですけれども、もう少し具体的にどの団体に祝電をお送りになられたのか、また地元の会合というのは、地元とは何を指しているのでしょうか。
- (答)先ほど祝電と地元の会合で挨拶と申し上げましたが、今、事務所内で確認しているのは、千葉県平和大使協議会主催の家庭ビジョンフォーラム2018という会合に祝電を送付しております。また、ピースロード2021in北千葉という会合の開会式に私が参加し、冒頭で挨拶をしたと。この点については確認をいたしました。
- (問)先ほど事務所内で調査をされて、今後そういった団体との関係を持たないという発言だったと思うんですけれども、ちなみにいつ頃から。例えば冒頭でごあいさつされるとか祝電とかを送られるようになったというのは、大体何年前とかというのは把握しているんでしょうか。
- (答)今確認できているものは、今申し上げたものということであります。
(以上)