小林内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年6月7日

(令和4年6月7日(火) 8:42~8:46  於:衆議院分館2階第12委員室前)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)科学技術立国の実現を岸田政権は掲げておりますけれども、それを国民の方々に実感してもらうために、どのような取組が必要かということをお聞きしたいと思います。
(答)まず、国民の皆様への発信という意味では、これで十分だとは思っておりませんけれども、例えば先日、CSTIの際に、実際に総理の目の前で量子技術に関するプレゼンテーション、慶應の伊藤先生と理研の五神先生からやっていただきまして、そうした報道も一部していただく中で、できる限り私たちトップリーダーが、そういう先端科学技術に触れるような、関心を当然持っておりますので、そうしたトップリーダーの意識を国民の皆様に伝えていくことが一つ重要だと思っております。
 あとは、これは私の私見ですけれども、やはり子どもの頃に、小学生、中学生の子どもたちに、例えば実験の機会などを通じて、ちょっとした気付きとか、あるいは感動、こうしたものを与える機会というものを教育現場においてつくっていただくということが私は重要だと感じております。また今日の国会、これからの国会審議で恐らく科学技術の議論はなされると思います。私にできることは、こうした国会審議の場で、科学技術の重要性をしっかりと国民の代表である与野党の議員の皆様に訴えていく、そういうことだと思っています。
(問)昨日ですけれども、小惑星のリュウグウの試料からアミノ酸が見つかったという話がありましたけれども、これについて所感があればお願いします。
(答)はやぶさ2が持ち帰ったリュウグウの砂から生命の源となるアミノ酸が見つかったと、そういう報道がなされていることは承知しています。このリュウグウのサンプルにつきましては、大学などの研究者によって今分析が行われておりまして、この分析を実施した研究者が学会において、サンプルに含まれているアミノ酸の存在に関する発表を行って、また近々詳細が論文として出版されて、JAXAからも報道発表があると聞いております。
 はやぶさ2が地球に持ち帰ったサンプルというのは、地球の環境から汚染されずに持ち帰ったものでもございますし、そういう意味では非常に貴重だと考えております。今後、様々な研究成果の発表が見込まれると考えておりますけれども、解析が更に進んで、生命の起源、あるいは進化といった宇宙科学に関する多くの謎の解明につながっていく、その新たな知見が得られることを私としては強く期待しています。
(問)今日、一部報道で、スポーツの試合結果とかプレー内容を賭けの対象にする、いわゆるスポーツ賭博についての議論が政府内で本格化するというような報道が出ているんですけれども、これの受け止めと、大臣ご自身、ギャンブルというか、そういったことをなさるのかどうかも含めてお答えいただければと思います。
(答)報道については承知していますけれども、所管外のことですのでコメントは控えさせていただきます。私自身については、ギャンブルと言われるものについて、今何かやっているというわけではありません。

(以上)