小林内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年4月1日

(令和4年4月1日(金) 8:36~8:40  於:参議院本館3階 内閣記者会3)

1.発言要旨


 科学技術担当大臣として報告を申し上げます。
 次期の戦略的イノベーション創造プログラム、いわゆるSIPの検討に当たりましては、令和5年度からの開始に向けて、我が国が目指す将来像であるSociety5.0の実現に向けてバックキャストによる検討を行っているところでございます。昨年末に課題候補を決定し、年明けの今年1月から、これらの課題候補について幅広く研究開発テーマのアイデアを募るため、情報提供依頼、いわゆるRFIを行ってまいりました。その結果、産学官の幅広い関係者から1,000件近い応募がございまして、次期SIPへの期待が高まっているところでございます。
 新年度には、各課題候補につきまして、RFIでの情報提供を参考としてフィージビリティスタディを実施いたします。そして、技術面、事業面でインパクトが大きいテーマに絞り込んで、社会実装に向けた出口戦略を含む研究開発計画案を作成する予定でございます。
 そのため本日、4月1日から各課題候補のフィージビリティスタディにおいて中心的な役割を担っていただくプログラムディレクター、いわゆるPDの候補を募集いたします。SIPはPDの存在が非常に重要でございます。より多くの方にご応募いただけることを期待しております。詳細は科学技術・イノベーション推進事務局までお問い合わせいただければと思います。
 以上です。

2.質疑応答

(問)新年度が始まりました。ご所管の科技・イノベ、健康・医療、それから宇宙、そして経済安保、それぞれの担当の分野でご所感をいただければと、お考えとか決意をいただけばなと思います。
(答)年度が替わりましたので、改めて気を引き締めてそれぞれ臨んでいきたいと思います。一つ一つありますけれども、大きなところで言いますと、まず経済安保については、今日もこれから法案の審議ですけれども、それは続いておりますので、とにかくできるだけ丁寧に説明をさせていただいて、この審議に臨んでいきたいと思っています。
 あと、科学技術・イノベーションにつきましては、基本計画の閣議決定から1年がたって2年目突入ということですけれども、この1年目となる令和3年度におきましては、いわゆる10兆円ファンドの創設ですとか、あるいは総合振興パッケージの策定、あるいは今まさに議論いただいている経済安全保障とも関係しますが、経済安保の重要技術育成プログラムなど、いろいろ動きがございました。第6期基本計画で、政府として5年間で30兆円の投資を目指していくということで、2年目に入りますので、引き続きこの勢いを加速していくつもりで頑張っていきたいと思います

(以上)