小林内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年3月11日

(令和4年3月11日(金) 8:19~8:24  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)今週、新しい資本主義実現会議が行われて、科学技術について議論されました。総理からは、量子、AI、再生医療、バイオ、クリーンエネルギーの5分野をリードし、重点的に投資するとともに、量子、AIに関する戦略の話がありました。CSTIとしては、どうやって実現会議と連携し、成長戦略に打ち込んでいくのか。そこら辺についてのお考えを教えてください。
(答)新しい資本主義の実現に向けて、先般、総理からも発言があったように、国家としての強い意志を持って科学技術政策の重要分野に投資を行っていくことが重要だと考えています。CSTIとしては、特に量子とAIにつきましては、研究開発のみならず、社会実装まで重点を置いた戦略の検討を進めておりまして、この春に取りまとめたいと考えています。これらの取りまとめにつきましては、新しい資本主義の実行計画に反映できるよう、新しい資本主義の事務局とも連携をしながら政府一体として取り組んでいきたいと考えています。
 再生医療などにつきましても、こちらは健康・医療戦略推進本部の下に協議会がございまして検討が進んでいるところであります。患者向けの治療法の開発、創薬など実用化開発を関係省庁と一体になってしっかりと推進していきたいと考えています。
 また、総理からバイオとクリーンエネルギーの分野につきましても言及がございましたけれども、こうした分野についても引き続き関係省庁と連携して取り組んで、科学技術立国の実現を加速していきたいと思っております。
(問)東日本大震災の発生から11年となります。何か所感があれば、お願いします。
(答)11年前、未曾有の災害に見舞われまして、多くの方の命が失われた事案でございました。私自身も、当時議員になる前であったんですけれども、東北、被災地に赴きましてボランティア活動などをさせていただきましたけれども、また私、千葉県出身ですけれども、千葉県でも旭市の辺りで津波がありましたし、また東京湾沿岸を中心に液状化の大きな被害がありました。
 そうした中で、この11年間、被災地の被災された方々を始め多くの方々の尽力によって、復旧・復興が少しずつ着実に進んでいると思っています。ただ、時間が11年たったからといって、震災の傷跡、教訓というものを、震災のこの経験というものを風化させてはいけない、そういう思いであります。私自身は今、直接復興の担当ではございませんけれども、一政治家として東北を含めた被災地の復興のために何ができるのか、そこは引き続き考えていきたいと思っておりますし、被災された方々に対して常に寄り添いながら、政治家として携わっていきたいと感じております。

(以上)