二之湯内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年7月15日

(令和4年7月15日(金) 10:21~10:27  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 皆さん、おはようございます。
 私から冒頭3点申し上げます。
 まず1点目でございますけれども、低気圧や前線による大雨についてです。
 西日本から北日本では、昨日14日から大気の状態が非常に不安定となり、大雨となっております。
 本日8時時点で人的被害や住家被害は報告されておりませんが、引き続き、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
 国民の皆様におかれましては、お住まいの地域のハザードマップを改めて確認するとともに、最新の気象情報や地元自治体からの避難情報に注意していただき、早め早めの安全確保をお願いしたいと思います。
 政府としては、昨日14日に関係省庁災害警戒会議を開催し、十分な体制確保、地方自治体や関係機関などへの注意喚起、避難所での感染症対策、避難の判断に係る助言など、対応を確認したところです。引き続き、警戒体制に万全を期してまいります。
 続いて2点目ですが、昨日14日、オンラインにて、第7回日中韓防災担当閣僚級会合を開催しました。
 この会合は、平成20年に開催された第1回日中韓首脳会談における共同発表に基づいて設置され、平成21年に第1回会合を日本で開催して以降、各国持ち回りの形で開催しているものです。今回の会合は、日本がホストを務める形で開催されました。
 会合には、中国の周学文(シュウ・ガクブン)応急管理部副部長、韓国の金星鎬(キム・ソンホ)行政安全部災難安全管理本部長、そして私が出席し、共同声明案に合意するとともに、今後3国の協力を一層深化させていくことを確認いたしました。
 続いて3点目ですが、本日、閣議において、内閣総理大臣と外務大臣から、来年の「G7広島サミット」の開催等について発言がございました。
 これに関連いたしまして、私から、警察としても、本日、警察庁に「G7広島サミット等警備対策推進室」を設置し、今後、先日の元総理に対する銃撃事件の検証を踏まえ、全国警察の総力を挙げて警備の万全を期していくことなどについて発言をいたしました。
 私からは、以上3点でございました。

2.質疑応答

(問)冒頭発言の2点目、日中韓3カ国の防災担当閣僚級会合で、今回例年と違った点とか、コロナ禍で開催が19年以来ということになりましたけれども、改めて、何か新しい点、合意した点があれば教えてください。
(答)会合では、それぞれの国から、近年の災害や防災政策の進展について発表したということでございますけれども、共同声明では、2015年に国連が定めた「仙台防災枠組」が来年折り返し時期を迎えることを踏まえまして、これを着実に実施するということ、3カ国で常に防災に対する情報を共有すること、次回は中国がホスト国となって開催することとか、そういうことが合意されたわけでございます。
 いずれにいたしましても、日中韓は非常に地理的に近接しておりますし、3カ国がお互いに協力して、それぞれの国の防災対策に取り組んでいくということが非常に重要であるということを改めて確認したと、こういうことでございます。

(以上)