二之湯内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年6月28日

(令和4年6月28日(火) 10:41~10:45  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)静岡県熱海市で昨年発生した土石流の関係で2点お尋ねします。
 今度の日曜日、7月3日で発生から丸1年になります。大臣も現地の視察などをされて、市長とも意見交換をされたと承知しますが、節目に当たっての所感とともに、復興に向けて現状の課題をどう捉えて政府としてどのように支援をしていく必要があると考えているか、お聞かせください。
 もう一点は、先の国会で盛土規制法が成立したのを受けて、盛土による災害の防止に向けて、こちらも政府としてどのように今後取り組んでいく必要があるか、考えをお聞かせください。
(答)お尋ねの令和3年7月の大雨から1年が経過します。死者・行方不明者29名などの人的被害があって、また住家59棟の全壊など、非常に大きな災害がございました。
 改めてお亡くなりの方にご冥福をお祈りしたいと思います。また、被災された方々、全ての方々にお見舞いを申し上げたいと思います。
 政府は、昨年7月末に取りまとめた「令和3年7月からの大雨に係る支援策」に基づきまして、伊豆山の逢初川における砂防ダムを上流のほうに新設したり、また熱海市の事業者、例えば工務店や商店など、非常に被害を受けた方に対する補助金の特例措置など、災害復旧に精力的に今取り組んでいるところでございます。
 また、熱海市伊豆山地区では、6月1日時点で、まだ今なお72世帯142名の方が、県営住宅あるいは市営住宅、賃貸アパートなどに入居中でございます。したがいまして、この方たちも大変不自由な生活を強いられておりますので大変お気の毒だと思います。
 また、先般の国会では、危険な盛土を規制する新たな法制度、いわゆる盛土規制法が成立しまして、知事による盛土造成の許可制や、盛土造成者に対する是正措置命令、あるいは罰則の強化などが盛り込まれたわけでございます。
 全国各地でこういう盛土による災害が二度と起きないように、政府としても各都道府県に強く指導するとともに、また都道府県も現場に近い行政、自治体として、そういう不法造成、不法盛土がないように行政指導をしてもらいたいと、このように思っております。

(以上)