二之湯内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年6月21日

(令和4年6月21日(火) 10:46~10:51  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)石川県の能登半島で、19日に震度6の地震を観測して、その後も断続的に大きな余震が続いています。今のところ大きな被害は出ていませんが、今後も余震が続く恐れがあります。これまで政府としてどのような対応を取ったか、また、今後の対応方針を教えていただければと思います。また、震源地に近い住民の方々への注意喚起などがありましたら、よろしくお願いします。
(答)19日午後3時8分頃、石川県能登地方を震源とする最大震度6弱の地震が観測されました。また、20日にも同地方で最大震度5強の地震が観測されました。
 政府としては、19日の地震発生後、直ちに官邸対策室を設置して、速やかに被害状況の把握を行いました。
 これらの地震により、本日9時時点で、珠洲市と能登町において、怪我をした方が7名おられたとの報告を受けております。
 被災された方々に、心からお見舞いを申し上げたいと思います。
 気象庁の発表では、この地域では、1年以上地震活動が続いておりまして、当面、継続すると考えられるとのことですので、1週間程度は最大震度6弱程度の地震に注意が必要と思います。ご地元の皆さんも不安なことと思いますけれども、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっていますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意をしていただくようお願いしたいと思います。
(問)話題変わりまして、国家公務員の関係でお尋ねします。昨日、春の採用試験の結果が公表されまして、いわゆるキャリアの合格者に女性が最多となる一方で、東大卒は最低を更新しました。現在、官僚の働き方を巡って課題を抱えているところではありますけれども、公務員制度担当大臣としての御所感をお伺いします。
(答)国家公務員の総合職試験につきましては、6年ぶりに申込者数が前年度に比べて増加したところでございまして、より多くの方々に国家公務員を目指していただいたことを大変うれしく思います。私たちのPRがかなり効果を発揮したのではないかと、このように思っております。
 また、今年度は女性の合格者数が増加しまして過去最多となりました。国家公務員における女性の採用、登用の拡大を進める上で大変喜ばしいことと思います。
 加えて、合格者の出身学校数も増加しておりまして、今後も多くの学生の方々に国家公務員試験にチャレンジしてもらいたいと考えております。
 なお、昨年度は137校の出身校がありましたが、今年は159校ということになっておりまして、これも人材の多様化という面では、非常にいい傾向ではないかと思います。
 政府といたしましても、公務を支える人材をいかに確保、育成していくかについては、これまで以上に力を注ぐ必要があると考えており、引き続き、人事院と連携し、戦略的に取り組んでまいりたいと思っております。

(以上)