二之湯内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年4月8日

(令和4年4月8日(金) 9:10~9:17  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 皆さま、おはようございます。
 私から、冒頭2点申し上げます。
 まず、1点目でございます。福島県沖を震源とする地震の支援取りまとめについてです。
 今回の被災地では、私も実際に現地に入り、状況を確認しましたが、11年前の東日本大震災に加え、令和元年東日本台風、昨年の地震、さらにコロナ禍の影響を受け、復旧・復興への気力を失いかねない状況にあります。
 被災地の方々の復興に向けた希望が失われることのないよう、政府一体となって、被災者に寄り添った支援を行うため、先週の総理からの指示も踏まえ、本日、支援策を取りまとめました。
 具体的には、昨年の支援にも盛り込んだ、グループ補助金による中小企業への支援、特例的な半壊家屋の解体支援などに加え、県が管理する被災した橋、「伊達橋」の復旧工事を国が代行して行うことなどを盛り込んでおります。
 今後とも、被災自治体と一体となって、被災地の復旧・復興に全力を尽くしてまいります。
 なお、今回の地震については、激甚災害に指定する見込みとなりました。具体的には、福島県新地町を農地関係の「局激」として指定する見込みです。
 詳細については、事務方にお尋ねをいただきたいと思います。
 続いて、2点目は、和歌山県視察についてです。
 明後日4月10日に和歌山県を訪問し、南海トラフ地震津波対策等の取り組みについて視察を行います。
 仁坂和歌山県知事とお会いするほか、和歌山県下津港の津波対策事業、稲むらの火の館、田辺市の津波避難タワーなど、防災・減災、国土強靱化の取組を進めている現地の状況を確認する予定です。
 また、串本町役場を訪問し、津波避難対策等についての意見交換も行う予定です。
 視察で確認した現地の状況を踏まえながら、防災・減災、国土強靱化の取組を前に進めてまいりたいと思います。
 視察の詳細については、事務方にお尋ねをいただきたいと思います。
 私からは、以上でございます。

2.質疑応答

(問)冒頭ご説明いただきました支援策につきまして、大臣のご所感と、今後の支援を具体的にどのように進めていかれるのか、2点お伺いします。
(答)19日に私は福島県の相馬市と福島市を訪問いたしまして、そして知事、市長とお会いいたしまして、いろいろと意見交換をしてまいりました。
 また、道中いろいろと街並みを見ておりますと、建物が傾いたり、あるいは傷んだ屋根などを見ておりまして、東京で想定した以上に実際は大きな被害があったということを実感いたしたわけでございます。改めて現地の人々の苦労を知ったわけでございます。
 先週、総理から、昨年並みの支援プラス何らか昨年以上のことが考えられないかということで、最大限いろいろと各省庁の皆さん方から御協力をいただきました。そして、昨年に行った支援策プラス、例えば県が管理する「伊達橋」という橋があるんですが、それの復旧工事を国が代行して行うということなどもプラスアルファの支援策だと、このように思いまして、地元の知事、市長からの要望あるいは県民の気持ちに寄り添った支援策が取りまとまったんじゃないかと、私自身はそのように評価をしております。
(問)今のグループ補助金についてなんですけれども。これまでの制度ですと、グループ補助金は原状回復が基本となっておりまして、地元からは耐震補強工事の費用も補助対象にするように要望が上がっておりますけれども、今回はどのように対応されるか教えてもらえますか。
(答)グループ補助金は昨年並みと言っておりますので、あとどういう詳細、そのお金を使えるのかということは、今後、いろいろとまた事務方が考えてくれると思います。グループ補助金は昨年並みという前提に立てば、地元の方々の要望に応えていくことができるんじゃないかと、このように思います。

(以上)