二之湯内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年4月5日

(令和4年4月5日(火) 9:00~9:08  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。
 私から、冒頭1点申し上げます。
 本日の閣議におきまして、若宮内閣府特命担当大臣から令和4年春の全国交通安全運動の実施について発言がありました。
 これに関連して、私から、警察においては、各自治体や関係機関・団体と連携し、子供をはじめとする歩行者の安全確保、飲酒運転の根絶、自転車の交通ルール遵守に向けた取組を更に推進していくことを発言いたしました。
 本運動においては、新型コロナウイルスの感染防止に配意しつつ、広報啓発活動や指導取締りを推進し、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を呼び掛けることとしております。
 私からは、以上でございます。

2.質疑応答

(問)自民党京都府連の政治資金の問題についてお伺いします。
 昨日ですが、京都市民の有志が、京都地検の方に、昨年の衆院選に関わった国会議員とか地方議員の方を対象にして告発状を提出したということです。これは、今まで同じように京都地検に告発しているのは、弁護士のグループであったり、大学の先生だったりするんですけれども、今回は市民の有志の方がこういう形で告発状を提出したということについて、まず受け止めをよろしくお願いいたします。
(答)昨日4日に、市民グループの方が、西田昌司参議院議員をはじめ、その時に昨年立候補された衆議院6人に対して告発状を京都地検に提出したと、こういうことです。
 ただ、私も今の立場が国家公安委員長ですし、また告発の内容は、今日、新聞で知ったばかりですので、内容もよく分からないんですが。私の立場から、もう地検に舞台は移っているわけですから、これについてのコメントは差し控えたいと、一つこの点をご理解いただきたいと思います。
(問)もう1点、追加で。
 関連して、昨日の参議院の決算委員会で、地元の共産党の議員の方ですが、この件に関して質問をされて、その中で説明責任というものを果たすべきであるというようなことをおっしゃってはいたと思うんですが、大臣としては、今回の問題に関して、大臣として、また京都府連として、しっかりとその説明責任というものは尽くせているというふうにお考えなのでしょうか。
(答)私は、従来からそういう方式を京都府連が取っておったということ、何らそれはそれまで私自身たちも合法であるし、各方面からもそれを指摘されたこともないと。ただ、あの退職した職員が持っていたフロッピーにあった文書に、最後の2行で、これはマネーロンダリングするという、このコメントが入っていることが、これはその職員が個人的にやったのか、それともその当時の事務局長がやったのか。だから、そういうマネーロンダリングするという言葉だけが何か府連の公式な考え方だとかということでは決してないわけで、むしろ、私はあの文書そのものの存在の信ぴょう性と言いますか、それを私は疑わしいと思うんです。それは、府連会長である私も全然知らないことですし、あの文書の最後の「これはマネーロンダリングするためのものでございます」と書いてございます。あれは、府連会長としてのその当時の私も全然知らんことです。その文書が独り歩きして、府連は組織的にマネーロンダリングをしているんじゃないかということは、全く府連としては予想していなかったことであるし、意外なことであるし、全く信じられないことだと、こういうことです。
 だから、あれは個人的なそういう見解であって、府連の見解ではないと、そのように思います。
 だから、私たちとしては、あくまでも公職選挙法、政治資金規正法にのっとってやっているということで、正式な見解というかコメントというか、それ以上のことでもないので、あえてする必要がないというのが今の府連の会長の考え方でもあるし、私もかつて会長をした立場として、何らそれはやましいことでもないし、法にのっとったことだということでやってきたわけです。
 ただ、最後の辞めた方のフロッピーの文書の中に、マネーロンダリングをしているという文章が入っているから、そういうことが非常に大きく取り上げられているということが、私たちも意外だなと思うんです。
(問)現状としては、判明している事実についての説明責任というものは、大臣としても十分に尽くしているという、そういう認識でよろしいんですか。
(答)私も委員会で度々言っておりますし、現在の府連会長もいわゆる記者会見を開いたりなんかしてやっているわけじゃないけれども、自らのユーチューブの中で、全くそれは合法である、法にかなっているということを言っているので、それが京都府連の正式な見解だと、それが市民に対する説明だと、私はそう思っているんです。

(以上)