二之湯内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年1月18日

(令和4年1月18日(火) 10:47~10:54  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)14日と15日の兵庫視察について伺います。視察を通して得られたご所感であったり、今後の国土強靱化施策に反映できそうな収穫があればお聞かせ願えますでしょうか。
(答)14、15日と私は兵庫県に視察に行ってまいりました。視察初日は、兵庫県三木市の兵庫耐震工学研究センター、これは通称E-ディフェンスといいますけれども、ここでは地震における構造物の破壊過程に関する研究成果、施設を見てまいりました。国が450億円の巨費を投じてそういうセンターを設立したわけでございます。そこのセンターの理事長をはじめ、多くの方々から非常に興味ある有意義なお話を伺いまして、大変勉強になりました。
 次は、神戸市の「人と防災未来センター」で、ここでは河田センター長が対応してくださいまして、いろいろとこの施設を案内していただきました。阪神・淡路大震災の生々しい映像とか、さらにいろんなデジタルを応用した展示物がございまして、大変勉強になりましたし、若い人、特に小学生・中学生たちがそこを見学すると、非常に防災教育にもなるということでございます。これは、阪神・淡路大震災の大きな被害の教訓をそこに結集した、そんな非常に素晴らしい施設でございます。河田センター長からは、いろんな防災についてのお話を伺いまして、大変勉強になりました。
 特に、先ほどもちょっと役人の方と話しておったんですが、先だって大震災、もし大きな地震が起きたときの避難計画の見直しということがありましたけれども、特にもちろん鉄道なんかも非常に耐震化が進んでおるんですが、だからできるだけ早く帰ってくれというんですが、ところが、この関東地方はもし首都直下地震が起きた場合には大変電力の供給網というものがぜい弱だと。電車の線路は大丈夫なんだけれども、電力が供給できないというような、そういうものがあるので、ひとつ担当大臣からも国の方にこういうことの態勢を早急に整えるような、そんなお話も伺いまして、ああ、なるほどだなということで大変勉強になりました。
 いずれにいたしましても、14、15日の視察は大変勉強になりまして、私も伊勢湾台風、阪神・淡路大震災、そしてこの間の東日本大震災と、3つの戦後の大きな災害の跡をずっと視察しまして、防災担当大臣として今後の日本の防災・減災のために非常にためになったと、このように思います。
(問)昨日、通常国会が開会しました。大臣にとって初めての通常国会ということになるかと思うのですが、どういった論戦を国民の前で行っていきたいか、抱負をお願いします。
(答)通常国会が昨日から始まりました。岸田総理の「新しい資本主義」というのは、具体的にどのようなことかを、国民に分かりやすく説明することも非常に大事であるし、経済安全保障の問題や、こども家庭庁等様々な大きな課題がありますから、こういったことが国会の論戦を通じて国民に明らかになり、法案が一日も早く成立して、日本の経済が上向くことを望んでいます。
 もう一方で、今、大変にオミクロン株がまん延しておりますから、一日も早く3回目の接種を行い、国民の不安を解消するということも非常に大きなことだと思います。あわせて、一方は感染対策ともう一方はそれを乗り越えて経済の好循環を図っていくということも大変重要だと思っております。
 私の所管は警察行政でございますが、いくつかの法案を抱えておりますから、これを国会の中で国民に分かりやすく説明し、理解を求めていきたいと思っております。

(以上)