二之湯内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年12月28日

(令和3年12月28日(火) 11:12~11:17  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 皆さん、おはようございます。今年最後の記者会見でございます。
 私から、まず大雪についての報告をさせていただきたいと思います。12月25日からの大雪についてでございますけれども、本日午前8時半時点で、人的被害といたしましては除雪作業中に転倒された方など、重傷者3名、軽傷者12名等の被害が報告されております。被害に遭われた方々の全ての皆様に、心よりお見舞いを申し上げたいと思います。
 また、今朝も広い地域にわたり、道路の通行止めや、バス・鉄道・航空の運休など、交通の乱れが生じております。雪が止んでから、積雪や路面の凍結による交通障害に警戒が必要だと思います。
 24日には、岸田総理から国民の皆様に、オミクロン株の動向を踏まえて、年末年始の帰省や旅行については、慎重に検討するようお願いをしているところでございます。
 不要不急の外出は控えていただくとともに、雪が降った地域に出掛ける場合には、最新の気象情報や交通関係の情報に十分ご留意の上、冬用タイヤの装着など、十分な備えをお願いしたいと思います。
 また、除雪作業を行う場合は、事故防止のために1人で行わず、ご家族やご近所の方に声を掛けて、十分に注意をしていただくようお願いいたしておるところでございます。
 これは、大雪のときにはいつもそういうことを言っておるのですが、事故のないように、この年末年始を過ごしていただきたいと思います。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)23日に交通局から発表がありました、多様な交通主体に関する交通ルールの報告書についてお尋ねいたします。大臣就任時に、新しいモビリティについて、お尋ねしましたところ、その時は、まだ分からないということでしたが、報告書を御覧になっての御所見をお願いしたいと思います。また、一方で、歩道は歩行者だけという考え方が根強いですが、そこはしっかり、押さえられたものだったのでしょうか。
(答)新しいモビリティは、スピードによって3種類に分けられております。お尋ねの障がいのある方や高齢者も、そういうものを交通の移動に利用するということは当然でございます。高齢者の方の、あるいは障がい者の方のモビリティは、三輪車の形で、より安全な形になっているわけでございます。歩道を走ることができます。スピードも最高で6km/hまでしか出ません。路側帯も走らせることができるようになっております。
 そういう新しいモビリティについては、高齢者や障がい者の方のものだけでなく、全てのものについて言えることですが、多様な移動手段が必要である一方、交通安全と言いますか、事故が起きては何にもならないということで、各地域の実情に応じた、きめ細かい使用の在り方というものを検討しなくてはならないと私からは言っているわけでございまして、これからも、交通安全の視点を忘れずに、一方で普及、一方で交通安全対策を進めていきたいと思います。

(以上)