二之湯内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年12月10日

(令和3年12月10日(金) 9:32~9:38  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 皆さま、おはようございます。
 まず冒頭、私から2点報告がございます。
 1点目は、トカラ列島近海を震源とする地震についてです。昨日11時5分、トカラ列島近海を震源とする地震が発生し、鹿児島県十島村悪石島において震度5強が観測されました。
 政府においては、地震発生後、直ちに官邸連絡室を設置し、情報収集を行いました。本日7時半時点で、人的被害や住家被害は報告されておりません。
 なお、昨日、悪石島の島民から不安であるとの声があったことから、十島村では希望者を募り、島民のうち33人が島外の奄美市、鹿児島市のホテルへ避難する予定であると承知しております。
 政府としては引き続き地元自治体と緊密に連携し、災害対応に万全を期してまいりたいと思っております。
 続いて、2つ目は、政令改正についてでございます。本日の閣議において、「令和2年7月豪雨による災害についての特定非常災害及びこれに対し適用すべき措置の指定に関する政令の一部を改正する政令」が閣議決定されました。
 これによりまして、令和2年7月豪雨の応急仮設住宅について、原則2年の存続期間を延長することが可能となります。引き続いて、熊本県や大分県等の被災自治体と連携し、被災者の生活再建が進むよう取り組んでまいります。
 詳細については、事務方にお問い合わせいただきたいと思っております。
 以上、報告は2件、私からいたしました。

2.質疑応答

(問)先ほど大臣から閣議決定のご説明がありました昨年7月の豪雨に関しまして、国で把握されている仮設住宅の入居状況の現状について教えてください。あと、今回の政令改正の理由についても併せてお願いします。
(答)令和3年11月1日時点で1,371戸が供与されまして、3,100名を超える方が入居されていると承知しております。
 それで、どうして延びるのかと言いますと、まだ復旧の工事が完了していないということでございまして、こうした入居者に対して応急仮設住宅の供与期間を延長することが可能となる政令改正を行ったわけでございます。
(問)今月上旬にも、電動キックボードのかなり悪質な走行が相次いでいるということで、取締りが強化されると伺いましたが、その受け止めについてお願いします。
(答)この問題については、詳しく承知しておりませんが、最近、ああいう新しいモビリティが横行していまして、これについて、交通安全上、非常に問題があるのではないかということは、私自身も警察当局にも、警視庁当局にも言っております。
 この問題については、お互いが共通認識を持っておりまして、これから将来、道路交通法改正の中で、電動キックボードについて規制をどうしていったらよいのかということについては、問題意識を持っておりますが、今、具体的にどうのこうのということはありません。
(問)トカラ列島の地震について伺いたいんですけれども、先ほど大臣も住民の不安に応えるべく政府としても支援していくということだったんですけれども、何か具体的に今教えていただけることがありましたらお聞かせ願えますでしょうか。
(答)今はかなりまだ揺れがあるわけでございますけれども、私が直ちに現地に飛んで、具体的なことを指示するとか対策をするということにはまだ至っておりません。

(以上)