二之湯内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年11月30日

(令和3年11月30日(火) 10:45~10:50  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。まず、冒頭、私から2点報告がございます。
 1点目は、「降積雪期における防災態勢の強化について」であります。11月26日付で、中央防災会議会長である内閣総理大臣から、関係省庁、都道府県などに、降積雪期の防災態勢の強化等のための通知を発出いたしました。この通知は、大雪等に備えた災害初動体制の確立、住民等に対する普及啓発・注意喚起、除雪作業中の事故防止に向けた取組等を、新型コロナウイルス感染防止対策の徹底と併せて関係機関にお願いするものであります。
 昨年12月と本年1月の大雪では、多数の自動車の立ち往生が発生いたしました。これから本格的な降積雪期を迎えるに当たり、人命の保護を第一とした防災態勢の一層の強化を図ってまいります。
 次に、2点目の報告です。本日、滋賀県大津市において「車座対話」を行います。この「車座対話」は、全閣僚が様々な方と車座形式で対話を積み重ね、国民のニーズに合った行政を進めていくとの趣旨で開催するものであります。
 今回の「車座対話」のテーマは、「子供の交通事故防止対策」としました。滋賀県では、令和元年5月に園児等16人が死傷する痛ましい交通事故が発生していますが、交通安全運動に携わる皆様方から様々な取組について御紹介いただきながら、次代を担う子供の交通事故を更に減らすためにどうすべきかについて広く意見をお伺いし、今後の政策に生かしてまいります。
 なお、詳細については、事務担当者にお願いをいたします。
 報告事項は、以上でございます。

2.質疑応答

(問)大臣は、先週土曜日に、軽石の漂着で被害のあった奄美大島を視察され、地元の方とも意見交換をされたというふうに聞いております。今回の視察を通じて、今後の軽石対策についてのご所見などがあればお聞かせください。
(答)先週末に、軽石が漂着いたしました鹿児島県奄美大島の宇宿漁港、そして加計呂麻島の生間港、さらにはスリ浜海岸を視察いたしました。また、この視察の際に、鹿児島県知事、地元の首長、自治会長、漁業また観光関係者と、いろいろと意見交換を行ったところでございます。
 軽石の除去については、国の財政的支援の活用や、地元住民またボランティアなどの方々のご努力によりまして、着実に除去は進められておりました。他方、除去した後に潮の流れとか風向きによって、また同じ場所に軽石が漂着するという可能性もございますので、軽石問題の長期化を懸念しているとのお話も伺ったわけでございます。
 先週閣議決定いたしました補正予算において、関係省庁が軽石の除去に必要な額を追加で計上したところでございますけれども、引き続き地元に寄り添った対応をしていきたいと、このように思っております。

(以上)