山際内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年8月8日

(令和4年8月8日(月) 10:30~10:39  於:中央合同庁舎8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

(冒頭発言なし)

2.質疑応答

(問)まずは、先週岸田総理が、内閣改造の意向を示しました。この受け止めについてお願いします。
(答)これは総理が会見でおっしゃったとおりでございますので、今週内閣改造されるということですから、それを受けて、適正に対応していかなくてはいけないと思っています。
(問)続いて、お盆の時期を迎えますが、お盆の時期はどうしても人と人との接触が増える時期でもあって、政府としても様々な対策を打たれていると思いますが、今の感染状況も踏まえた上で、改めて大臣のご所見、国民への呼びかけのことについてお願いします。
(答)これは常々申し上げていることをさらに強調して申し上げるしかないと思っているのですが、政府としては最大限の警戒感を持って事に当たらなくてはいけないと。そういう思いで今もオペレーションをやっております。
 その上で、ウィズコロナのもとで経済社会活動を止めないと、そういうオペレーションをしております。このお盆の期間、おっしゃったように大変多くの方と触れ合う期間になります。また、特に普段はお会いしない自分にとっても大切なご親戚やご家族ともお会いになるということはあると思うんですね。ですので、基本的な感染対策というものはしっかりと一人一人がやっていくということは大事だと思っております。
 それの中でも特に、これも大分前になりますが、暑くなるのでどうしても室内でエアコンの効いた環境というものに身を置きますよね。この換気が十分ではないということがやはり指摘されていますので、心して換気をみんなですると、これは徹底してやらなくてはいけないと思っております。
 それと、その大切な方に会う前に、駅等々含めて、無料の検査施設というものも用意してございますので、是非帰省をされる前には、あるいは旅行される前には、しっかりと検査を受けていただいて、自分も安心して帰省ないしは旅行をしていただくということが大事じゃないかと思っております。
 また、帰っていらしてからのご自身の健康のこともありますし、帰ってらっしゃるときにも検査を受けられるようになっていますから、是非ご活用いただければと思っております。
 それともう1点は、ワクチンはもちろんご自身の重症化を防ぐというメリットもありますが、社会をしっかり回していくという視点からも、ワクチンを打てる、そういう環境、条件にある方は是非ワクチンは続けて打っていただくことが大事かなと思っております。
 今申し上げたようなことは、これまでも申し上げたことなんですけれども、しかしお盆前ですから、みんなでやれることは徹底してやるようにしようと、こういう雰囲気を全体で作っていくことが大切なのではないかと思っております。
(問)岸田総理は旧統一教会との関係について、6日の記者会見で現閣僚にも関係を点検し、結果を明らかにするようにという指示をされたと思いますが、山際大臣ご自身において、旧統一教会との関係について点検された結果をお伺いします。
 また、何らかの関係がある場合、今後どのように対応されるのかも含めてお伺いできればと思います。
(答)もちろん、総理からそのようなお話がありましたし、また官房長官からもそのようなお話がありましたので、きちっと点検をさせていただいた上で、適切に対応してまいりたいと思います。
(問)まだ点検の結果は明らかにはされないということですか。
(答)はい。今のところは。
(問)いつ頃をめどにというのはございますか。
(答)点検次第だと思います。
(問)なるべく早くということでよろしいですか。
(答)はい。
(問)コロナ対策をずっとやってこられて、なかなか専門家は認めないんですけれども、国民はやはりこのコロナってある程度季節性があって、大体この夏になるということも分かっていたように私は思って、これまでもそのような質問をさせていただきましたけれども。やはり何か今の専門家の人って、そういうところは国民に対してやはり目詰まりの情報発信をしているのではないかと思えてならないんですけれども。例えば空気感染というのも、エアロゾルとか言っていますけれども、基本的に飛沫だけではなくてうつっているのはほぼ換気が必要だというところも分かるんですけどね。
 何か本当に日本の専門家、有志とかいうのは、国民に分かりやすい情報を出していないと思えてならないんです。この間の会見もそう思ったんですけれども、大臣は率直にその辺はどういうふうに思っておられるのか伺いたいです。
(答)そのようなご指摘は、我々としてはきちんと受け止めなくてはいけないと。先日の会見の席でもそう申し上げましたように、様々なご意見があるというのは事実ですから、それは一つ一つしっかり受け止めなくてはいけないと思っております。
 私たちとしては、やはり科学的な知見というものに基づいて、オペレーションをどう変化させていくかということを、これまでもやってまいりました。その科学的な知見というものを積み上げて、それを分析し、どう解釈をしていくかということをしていただくのが有識者・専門家の先生方ですよね。
 ですから、その先生方の知見というものを、我々としては最大限活用させていただいた上で、最終的には政府としてどういう決断をして、どのような形でオペレーションをするかということは決めていくわけですけれども、そこは依然非常に大切な仕組みだと思っております。
 その一方で、今のご質問に直接お答えすることになるかどうか分かりませんが、やはりコロナウイルス感染症の原因となっているコロナウイルスそのものが、最初のコロナウイルスの型とは全く性状が違うものになってきている。これはコンセンサスだろうと思うんです。
 そうなりますと、いわゆる武漢株と言われているようなものや、あるいはデルタ株と言われたようなもののように、その感染症、そのウイルスの性状のものがそのままもう一度感染拡大をするということであれば、対応の仕方というものは当然そのやり方でやらなくてはいけないし、それがさらに進化したものでなくてはいけないと思うんですが。
 しかし一方で、相当大きく性状が変わってきたというのも事実だと思うんですね。変わってくるものに対して、柔軟に対応するということについては、最大限柔軟に対応しようとこれまでもしてきたつもりです。しかし冒頭ご質問の中にあったように、そういうご批判があるというのは、私たちもしっかり受け止めた上で、さらに改善できる部分は改善していくと。こういう姿勢で臨まなくてはいけないと思うんです。
 そのときに、繰り返しになりますけれども、重要なことは何かと。それはやはり科学に基づいて行動をしていくということだと思いますので、そこの原則は違えずに、これからもオペレーションはしてまいりたいと思います。

(以上)