山際内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年6月3日

(令和4年6月3日(金) 8:55~9:01  於:中央合同庁舎8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

(冒頭発言なし)

2.質疑応答

(問)水際対策について、2つ質問をお願いいたします。6月1日に措置が緩和されたと思いますが、まず1点目、現状認識についてお伺いしたい。2点目は、一部報道では、今後の3万人、5万人撤廃という形で報道が出てきていますが、今後の感染状況次第だとは思いますが、将来見通しについてもお伺いできれば幸いです。
(答)政府の方針は一貫しておりまして、いずれは正常化の方向に向かって、確実に一歩一歩段階を踏みながら進んでいきたいと、これは政府の方針です。
 それに従いまして、6月1日から感染状況等々を総合的に判断しつつ、上限を2万人として毎日受け入れるという形にしてあります。
 まだ始まって、今日が6月3日ですから3日目なので、さしたる混乱があるとか、何か問題があるという話は聞いておりませんので、現場で円滑に水際の様々やらなくてはいけないことが進んでいるかを確認しながら、次の段階にいつ進めるかを考えていくことになると思います。
(問)コロナをはじめとする感染症対応について伺います。有識者会議の検討を踏まえて、政府として抜本的強化策をまとめるということになっていると思いますが、まだ有識者会議の議論も続いている中で、来週には骨太方針の閣議決定などもあると思いますが、感染症対策という重要政策で、本来は骨太方針の中にもそういった今後の強化策は盛り込むべきだったのではないかという点と、また、その抜本的強化策を政府としてまとめるタイミングについて、いつ頃をお考えなのか教えてください。
(答)まず骨太と、今、有識者会議でまとめていただいていることとの関係は、今紹介していただいたこととはちょっと違うと、我々はそう認識しております。
 当然、骨太の原案はもうお読みになっていらっしゃると思いますが、骨太の中にも、この6月を目途に有識者会議において特に3点、これももうご案内だと思いますが、司令塔機能をどうするかという話、あるいは感染症法の取扱い、あるいは医療提供体制をどうするかについて、中長期的な視点からこれはしっかりとまとめていただいて、それをいってみれば政府としてきちんと受けるということです。
 ですから、それに従って対策を取っていくというのは、もちろん決まっている路線なので、そのことは骨太の方針にはきちんと書き込んでございます。
実際にどういう対策を取っていくかということについて、骨太を発表する時までに全てを決めなくてはいけないという時間軸ではないと思います。
 そしてもう一つ言うならば、まさに骨太なので、きちんとした方向性を示すことが大事で、ディテールについてまで骨太には書かないです。それはなにも感染対策の分野に限らず、全ての分野に対してそうです。ですから、きちんと方向性が示されていればそれでいいのだと。しかも、それはもう既に原案に書き込まれているという、私たちとしてはそういう整理です。
(問)後半の部分の、今後の対応策を取りまとめるスケジュールについてはどのように考えていますか。
(答)これは議論次第です。もうだいぶ積み上がってきているものがありますので、それに基づいて会議を開いていただいて、スムーズにいけば6月中の、もう3日ですから、半ばなのか、もうちょっと後なのか分かりませんが、普通に考えれば今やっているところなので、今日明日に何とかなるという話ではないと思いますが、その議論がうまくかみ合って、コンセンサスが得られることがあれば少し時間は早くなるでしょうし、より深く議論をしなくてはいけない部分があるということであれば、当然そこの部分を深めるという作業がありますので、もう少し時間が掛かるということになると思います。
 何にせよ、これは総理の方から6月を目途にというご指示が明確に下りていますので、6月中には何とかしなくてはいけないと思っています。
 ありがとうございました。

(以上)