二之湯内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年11月5日

(令和3年11月5日(金) 10:56~11:04  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。
 まず、私から、冒頭に九都県市合同防災訓練と連携した政府現地調査訓練について申し上げます。
 政府では、例年、九都県市が実施する「九都県市合同防災訓練」に合わせて、総理を始め関係閣僚が現地に赴き、被災状況を調査する「現地調査訓練」を実施しております。
 本年度は、11月7日日曜日に、神奈川県横浜市で実施するのでお知らせをいたします。
 この訓練では、会場において総理に消防や自衛隊などの実働部隊による救出救助訓練をご視察いただくことを予定しており、私も同行をいたします。
 なお、この政府現地調査訓練は、例年ですと「防災の日」に総合防災訓練の一環として9月1日に行われておりますが、本年度は九都県市合同防災訓練の開催が11月7日となったため、これに合わせて行うことになっております。
 詳細については、後ほど事務方にお尋ねをいただきたいと思います。
 以上です。

2.質疑応答

(問)本日「津波防災の日」ということで、鹿児島県で内閣府との共催の訓練など、各地で防災訓練が実施されています。今年は東日本大震災から10年という節目の年ということもあって、津波避難ですとか、またその備えの大切さについて、大臣からメッセージみたいなものを頂けませんでしょうか。
(答)土曜日に、私が岩手県釜石市にまいりまして、現地を視察し、さらにまた現地の人と意見交換をさせていただきたいと、こういう日程を組んでおります。
(問)自民党役員人事についてお尋ねします。先日4日、甘利幹事長が退任され、茂木外務大臣が後任の幹事長に就かれました。岸田政権発足1か月で幹事長が交代となったことへの受け止めと、茂木新幹事長にどのようなことを期待されるのか、大臣のお考えをお聞かせください。
(答)今回、主要な党役員が1か月で交代するというのは、私も想像してはおりませんでしたが、最初の1か月目にしてはあまり良い印象は持っていないことは確かです。しかし、新しい幹事長は、かなり政治的な経験が豊富な方でございますので、甘利前幹事長の後任として、私はふさわしいのではないかと思っております。
(問)サポカー限定免許の創設のことでお尋ねをいたします。この部分について、自主返納に踏み切れない高齢ドライバーの取得を促すということにつながるのかどうなのか、国家公安委員会委員長の御意見をお願いしたいと思います。
 それともう一つは、4日にその説明をされて、5日にパブコメを出されたので、当然サポカー免許の創設についてもパブコメで聞いていると思うのですが、この中にサポカー免許という言葉も出てませんし、非常に一般の国民からすると分かりにくいと思います。このパブコメではいろいろなことを聞いているのですが、特にサポカー免許のことで、何を国民に聞いているのか、聞きたいのかということを教えてください。
(答)昨今、高齢者の交通事故はかなり増えております。特に、池袋の親子の死亡事故という非常に痛ましい事故があったわけでございます。その面で、高齢者にやさしく、比較的安全に走行できる車を開発すると同時に、そういう車を運転する限定免許を与えようと、こういうことだと思うのです。例えば、普通免許を持っている方に、そういうサポカーの運転をするということに限定して、一定の条件を付与しようと、こういうことだと思うのです。
 ただ、この車がどういう車だということは、まだまだこれから技術的な面での改良も必要だと思いますし、今の時点で私の方から、こういう車がサポカー限定免許車だということは言えないと思います。
(問)こういう免許があれば、高齢者の方がそちらの免許に切り替えるというようなことを促すことになりやすいということですか。
(答)それはできるだけ啓発していかなければならないと思うのです。私自身も77歳です。私は高齢者の運転免許の更新の試験は通り、免許は持っていますが、車は廃車処分にして、できるだけ車に乗らないようにしております。
 しかし、条件の厳しい地域に住んでおられる方は、車が生活の足でございますから、どうしても車を手放すことはできない。高齢者にもやさしい、そして、事故ができるだけ少なく済む、そういう車の開発は、やはり、非常に大事なことだと思います。こういう車が開発されましたよ、こういう免許がありますよということは、これから警察庁及び各都道府県警で啓発をしていきたいと思っております。

(以上)