二之湯内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年11月2日

(令和3年11月2日(火) 11:09~11:14  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 皆さま、おはようございます。
 まず、私から冒頭「津波防災の日」・「世界津波の日」について申し上げたいと思います。
 11月5日は、「津波防災の日」・「世界津波の日」です。本日の閣僚懇談会におきましても、ピンバッジをお配りして、各大臣に対して津波防災の意識向上へのご協力をお願いいたしました。
 内閣府では、すでにお知らせしているとおり、オンラインと現地参加を組み合わせた形式で、普及啓発イベントを開催する予定です。
 まず、11月5日に、岩手県釜石市において「津波防災の日」スペシャルイベントを開催いたします。また、「防災推進国民大会」を11月6日及び7日に同じく釜石市で開催いたします。さらに内閣府と地方公共団体が連携して、「津波防災の日」の前後の期間に、「地震・津波防災訓練」を全国9か所で実施することといたしております。
 内閣府といたしましては、引き続き津波防災意識の啓発、適切な避難行動の定着に向けて取組を推進してまいりたいと思います。
 イベントや訓練の詳細については、後ほど事務方にお尋ねをいただきたいと思います。
 さらに、「令和3年7月からの一連の豪雨災害を踏まえた避難に関する検討会」の第1回の会議を開催いたします。避難情報については、令和3年5月に災害対策基本法を改正して、避難勧告と避難指示を「避難指示」に一本化するなどの改善を図ってまいりましたところですが、令和3年7月からの一連の豪雨災害で、熱海市や長野県岡谷市において人的被害を伴う土砂災害が発生をいたしました。
 今回の検討会では、今般の豪雨災害を踏まえて、市町村における避難情報の発令や、住民の避難行動が適切に行われていたかの反省を行い、必要な対応について検討を行います。
 防災対策は不断の見直しが必要であり、今回の検討会で議論される内容も踏まえながら、今後の災害対策に生かしてまいる所存でございます。
 私からの報告は、以上でございます。

2.質疑応答

(問)31日に投開票がありました衆議院議員選挙の結果について、大臣のご所見をお願いいたします。
(答)今回の選挙でございますけれども、まず私の感じでは、結果から見て自民党が予想以上の議席を獲得したなと。当初、新聞等の報道によりますと、大幅に減らすんじゃないかと、こういう報道がされておったわけでございますけれども、意外と持ちこたえたなということ。
 さらに、近畿地方を中心に維新の躍進ぶりが非常に目立ったということです。近畿地方だけじゃなくて、東京においても議席も獲得されていましたし、維新が非常に頑張ったなと。半面、立民がもう少し議席を増やすかなと、こう思いましたけれども、小選挙区で自民党との競り合いに負けたということ。また、自民党にとりましては、多くの長老の方々が、あるいは有力な政治家が、意外にも敗北を期したという例もございまして、なかなか選挙の厳しい現実を目の当たりにさせられたわけでございます。
 さらに、また投票率が非常に低かったということ、戦後3番目の最低投票率だということでして。これだけ内外ともに課題が多いのに、国民の皆さまにもう少し投票所に足を運んでいただいて、自分の思いを投じてもらったらどうかなというようなことですね。
 また、女性がこの政治に参加するということが、日本は非常に先進諸国に比べて低いということでございましたけれども、今回も女性の議席占有率が10%を割ったということですね。そんなこともちょっと印象的なことだと、このように思っております。

(以上)