若宮内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年11月5日

(令和3年11月5日(金) 10:36~11:41  於:中央合同庁舎第4号館2階共用220会議室)

1.発言要旨


 国際博覧会担当の大臣としてご報告させていただきます。
 本日から明日にかけまして、兵庫県そして大阪府に出張いたします。兵庫県では齋藤知事との面談を予定いたしております。また、大阪府では大阪の中小企業の方々との車座の対話。8月に決定いたしました、「インフラ整備計画」に位置付けられております淀川左岸線2期整備事業の現場の視察。そして1970年の大阪万博の会場跡地であります、万博記念公園の視察を予定いたしております。
 齋藤兵庫県知事との面談では、万博に向けました取組、そして課題等について、率直な意見交換を行い、大阪・関西万博の成功に向けて、力強い協力関係を築いてまいりたいと思っております。
 大阪での車座対話につきましてですが、中小企業の方々にお目にかかり、大阪・関西万博への期待や政府への要望、忌憚のないご意見を伺い、今後の検討に活かしてまいりたい、このように思っております。
 淀川左岸線の現場視察では、整備事業の進捗等を私自身の目でしっかりと確認をしたいと思っています。万博記念公園では、当時のテーマ館である太陽の塔などを視察し、大阪・関西万博のあり方、そしてまたレガシーの検討などに活かしてまいりたいと思っています。
 感染対策には十分に留意をしつつ、有意義なものにしてまいりたいと、このように思っております。

2.質疑応答

(問)万博に関連してなんですが、来月の11日にドバイ万博でジャパンデーが開催されると思います。大臣はこちらには行かれる予定があるのか、もしあるとすればどういった目的・問題意識を持って行かれるのかということを教えてください。
(答)ドバイの万博でジャパンデーが、今ご指摘のように12月の11日に開催を予定されているというのは、承知をいたしているところでございます。出席するか否かというのは、様々国会日程等もございますので、今の段階ではまだ何も決まっていないというような状況でございます。
(問)2日に、取引DPF消費者保護法の官民協議会設立に向けた準備会が立ち上がりました。大臣はどのような議論を期待されるか教えてください。また、第1回会合では事業者と消費者団体それぞれの参加者から挨拶があって、消費者保護に対する温度感とか立場の違いも見受けられたんですけれども、大臣はどのように受け止められているか、お考えをお聞かせください。
(答)今ご指摘の11月2日に立ち上がりました取引デジタルプラットフォーム官民協議会準備会、これはご承知のところだと思いますが、まず本法が有効に機能して消費者利益の保護を図るためには、やはり取引デジタルプラットフォーム提供者の自主的、そしてかつ積極的な取組というのが、非常に重要であるというふうに考えております。
 この準備会におきましても、取引デジタルプラットフォーム提供者をはじめとします構成員の皆さまの積極的そして建設的なご提案、ご意見というのを期待しているところでございます。
 また、この準備会での協議も踏まえながら、来年実際に本法の施行が始まりますので、円滑な施行に向けて万全を期してまいりたいと、このように思っているところです。
(問)岸田首相が設置を表明されていますデジタル田園都市国家構想実現会議についてなんですが、来週にも第1回が開かれるのではないかという話も出ていますが、初会合の日程感、それからメンバー、あとは議論の内容と取りまとめの時期など、現時点でお話しできることがあればお願いします。
(答)デジタル田園都市国家構想実現会議、これは担当大臣であります私が中心となりまして、11月の早い時期に立ち上げるべく、今調整をしているところでございます。
 具体的な構成は、今ご指摘がありましたけれども、また、検討内容については、現在は検討中ということでございますので、最終的にはまだ確定していないという状況でございます。
 この会議におきましては、やはり何よりも地方からデジタルの実装、これを進めまして、新たな変革の波を起こして、地方と都市の差を縮めていく。これが一番の大きなポイントだと思っております。このことによって世界と繋がる「デジタル田園都市国家構想」、これを実現できる、こういったことを目指していきたい。活発な議論が展開されればなと、このように思っているところであります。

(以上)