棚橋内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年10月1日

(令和3年10月1日(金) 10:36~10:42  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 まず私のほうから、台風第16号への対応についてご報告いたします。
 台風第16号は、本日昼過ぎにかけて伊豆諸島にかなり接近する見込みです。伊豆諸島や東日本の太平洋側では、本日夜にかけて暴風となるところがある見込みです。台風に関しては、9月28日と昨日30日に、私も出席して、2度の関係省庁災害警戒会議を開催し、警戒に当たっているところです。本日8時半時点では人的被害や住家被害は報告されておりませんが、引き続き暴風や高波、大雨、土砂災害、これらに厳重な警戒が必要です。
 国民の皆様方におかれましては、引き続き最新の気象情報や地元自治体からの情報に注意していただくようお願いいたします。特に大雨や暴風の場合、不要不急の外出を控えていただくなど安全を確保していただきますよう、改めて強くお願い申し上げます。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)災害が年々激しく、地域防災力の更なる強化が求められる昨今ですけれども、郵便局では地域防災力を高めるために地域と連携した様々な活動に取り組んでいます。横浜市神奈川区内の郵便局は、毎年、防災週間の来客者に、土砂災害ハザードマップや東京湾北部地震を想定した液状化マップなどをまとめた冊子、「地域の安全安心活動セット」を配布するなどの取組を行っています。地域防災力強化の観点から、郵便局に期待する役割などがあれば、防災担当大臣としてのご所見をお願いいたします。
(答)今年の防災週間に合わせて、洪水・土砂災害ハザードマップや熱中症予防に関する情報などが盛り込まれたお話の「安全安心活動セット」を横浜市の神奈川区を含めた7つの区の郵便局が配布されたと、その旨、報道で承知しております。地域に根差した郵便局ならではの素晴らしい取組だと考えておりまして、実は私も1セット頂いておりますが、このようなものを郵便局で地域の皆さまにご配布いただき、災害の未然防止、あるいは減災の観点からご活動いただけることに心から敬意を表すると同時に御礼申し上げます。
 日本郵便株式会社は指定公共機関に指定されており、被災者の郵便手段の確保など、防災上重要な役割を果たしていることに改めて感謝申し上げます。地域をよく知り、地域の住民にとって身近な存在である郵便局の皆様が、地域の防災力強化の観点からもさらなる役割を期待しております。
 先ほど私が頂いておりましたこの「安全安心活動セット」、こういったものを横浜市の神奈川区を含めた7つの郵便局で配布していただいているような、このような素晴らしい取組に、改めて感謝、敬意を表する次第でございます。
 今回の取組のように、引き続き住民に寄り添った防災意識向上の取組や防災訓練等にご協力をお願いさせていただきます。改めて敬意を表します。よろしくどうぞお願いいたします。
(問)来週月曜日に臨時国会が開かれて、岸田新総裁の下で新政権が発足する見込みです。大臣、この3カ月間、防災担当大臣として、短い機関ではありましたけれども、どのように振り返られますか。今後の政府の防災政策についても、ご所見があればお聞かせください。
(答)月曜日の閣議後に記者会見があると思っておりますので、その点についての詳細はそこでお話をさせていただければと思います。ただ、ご承知のように、7月3日に熱海で伊豆山地域を中心とした大変痛ましい土石流が発災し、その後も大雨や土砂災害等も残念なことに多発し、多くの方がお亡くなりになっており、また私も現場を確認してまいりました。こういった災害対応をしっかりやらなければいけないという思いで、本日の台風第16号にも、しっかりと緊張感を持って対応していく、そういう思いで今おるところでございます。

(以上)