棚橋内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年9月14日

(令和3年9月14日(火) 10:59~11:06  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 まず、台風第14号は、12日に八重山地方を通過し、東シナ海でほとんど停滞しております。これまでに、沖縄県石垣市において、風にあおられて重症を負った方1名が報告されております。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
 九州地方では、台風と前線の影響により、局地的に大雨となるおそれがあります。また、台風第14号は、今週後半、西日本に接近し、その後、東日本や北日本に進む見込みです。国民の皆様方におかれましては、最新の気象情報や地元自治体からの避難情報に注意していただき、早め早めの安全確保をお願い申し上げます。
 政府といたしましては、9月10日に関係省庁災害警戒会議を開催し、私も出席し、十分な体制確保、地方自治体や関係機関などへの注意喚起、避難の判断に係る助言など、対応を確認したところでございます。引き続き警戒態勢に万全を期してまいります。
 次に、令和3年の防災功労者内閣総理大臣表彰及び防災担当大臣表彰の受賞者がお手元の資料のとおり決定いたしました。内閣総理大臣表彰の受賞者は、全国で発生した各種の災害に際し、住民の安全確保や人命救助、被害の軽減などに尽力され、また防災思想の普及や防災体制の整備にご功績のあった個人、又は団体を対象に、6個人、38団体を表彰いたします。また、防災担当大臣表彰の受賞者は、同様にご功績があった8個人、11団体を表彰いたします。新型コロナウイルス感染症の感染防止対策の観点から本年は表彰式を開催しないことになりましたが、引き続き受賞者の皆様にはそれぞれの分野においてますますご活躍され、災害に強い国づくりにご尽力いただきたいと考えております。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)自民党総裁選についてお願いします。先週金曜日に、岸田前政調会長、高市前総務大臣に続き、河野規制改革担当大臣が立候補を表明されました。週末にかけて行われた各社世論調査では、河野大臣を指示する声が多数を占めているということもありますが、改めて、大臣は総裁選に向けて、どの候補を支持されるのか、お立場・お考えをお聞かせください。
(答)私は河野太郎大臣を応援しております。まず、同期当選、25年間の友情がございます。また、同い年、同じ政策集団に属しております。河野大臣の政策は、安全・安心な国づくりを維持しながら、日本社会の豊かさを維持するために、改革意欲に燃えると同時に、現実的な選択肢を示していると思います。そういう観点からも、河野大臣を全力で支援してまいります。何よりも、先ほど申し上げたように、25年間にわたる同期としての友情を大切にしてまいりたいと思っております。
(問)今おっしゃられた河野大臣の政策について、少し伺いたいのですが、先週記者会見を開かれてから、各社のテレビ番組に出演されて、河野大臣は、特に経済政策であったり、あるいはロックダウン法制の必要性について言及されていたかと思います。また、例えば、河野大臣、いわゆるアベノミクスに対しては、少し反省するような立場や雇用を重視するような考えを述べられていました。ロックダウンについても、ある程度必要であるというようなお考えを示されたと思いますが、こういった点について、大臣どういうふうにお考えでしょうか。
(答)詳細は、当然のことながら、河野大臣がお語りになるものだと思っておりますが、先週の記者会見でも、自民党総裁選について、どのような観点から候補者を応援するかという御質問があったと思いますが、今申し上げましたように、25年にわたる友情があると同時に、まずは新型コロナウイルス感染症対策、そして経済対策、これに全力を挙げる方、そういう意味では、河野大臣はそれをされると理解しております。

(以上)