坂本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年9月21日

(令和3年9月21日(火) 11:02~11:07  於:中央合同庁舎第8号館1階S108記者会見室)

1.発言要旨


 私の方から1件ご報告をいたします。
 交通安全対策担当大臣として報告いたします。本日の閣議におきまして、秋の全国交通安全運動及び「交通事故死ゼロを目指す日」の実施について、閣僚の皆様に対し協力をお願いいたしました。9月21日火曜日から30日木曜日までの10日間、秋の全国交通安全運動を実施します。また、この期間中、ゼロのつく日、30日木曜日を「交通事故死ゼロを目指す日」とし、国民の更なる意識の向上や交通事故の発生の抑止が図られるよう一層の周知を行います。
 今回は8月4日に決定された「通学路等における交通安全の確保及び飲酒運転の根絶に係る緊急対策」を踏まえ、以下の4点を重点として掲げ、運動を推進します。(1)子供と高齢者を始めとする歩行者の安全の確保、(2)夕暮れ時と夜間の事故防止と歩行者等の保護など安全運転意識の向上、(3)自転車の安全確保と交通ルール遵守の徹底、(4)飲酒運転等の悪質・危険な運転の根絶。これらについて地方自治体や関係団体、多くのボランティアの皆様と力を合わせ、効果的な運動を展開してまいります。
 なお、運動の実施にあたっては、新型コロナウイルス感染症の状況等を注視しつつ、地域の実情に応じた運動を展開し、交通安全意識の向上に努めてまいります。

2.質疑応答

(問)少子化対策関連でお伺いします。明日、自民党の総裁選の候補者に子ども政策やこども庁設置に向けた考えを聞く討論会が開催されます。少子化対策担当大臣として、どのような議論を期待されるか教えてください。
(答)少子化対策につきましては、それぞれのライフステージでしっかり支援していくというようなことを打ち出しております。担当大臣として、やはり結婚、妊娠・出産、子育て、こういったそれぞれのライフステージで、候補者の皆さんたちが考えられた効果的な少子化対策というものを期待しています。
 この1年間少子化対策をやってみて、何か1つをやれば少子化に歯止めがかかるというものではなくて、それぞれのやはりライフステージでいろいろなことを考えていかなければなかなか効果が上がらないというようなことを痛感いたしました。ですから、結婚だけではなくて結婚に至るまでのこととか、そういったものも含めて非常に示唆に富んだ政策提言あたりが出てくればというふうに思っております。
(問)地方創生に関連してお伺いします。総裁選でも河野大臣が討論会などで地方創生、地域の創意工夫を国がバックアップしていくことが大事だというふうに発言されていますけれども、今日も有識者会議が1回目開かれますが、以前から進めている地方創生について今後総裁選などで期待される議論について、大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)やはり地方が独自でどういう地域にしたいというようなことをまず自らの力で考えて、それを提言する。それが一過性のものではなくて、その地方が将来的にどういう地域にしたいのかというようなことを考えた上での提案、こういったものが一番大事だというふうに考えております。
 それに対して、私たち国として政府としてどういうふうにバックアップしていくかというようなことになりますので、総裁選におきましてもやはり地方の独自性、地方の人材育成、こういったものを中心にした今後の地方のあり方の提言像、そういったものが論戦として展開されればなというふうに思っています。

(以上)