坂本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年8月31日

(令和3年8月31日(火) 10:38~10:47  於:中央合同庁舎第8号館1階S108記者会見室)

1.発言要旨


 私の方から、2件ご報告をいたします。
 9月2日に第6回「孤独・孤立に関するフォーラム」を、北九州市で開催することとなりましたのでお知らせいたします。なお、昨今の感染状況を踏まえ、私はオンラインにて出席する予定です。今回は「見つける・つなげる・見守る」をテーマとして、北九州市及び北九州市内各種団体による取組状況や今後に向けた課題について意見交換を行います。詳しくは事務方にお尋ねください。
 2番目です。多くの学校で夏休みが終わり、新学期が始まります。新型コロナウイルスが広がっていることに加え、休み明けの学校生活など、不安や悩みを感じている子どもたちも多くいます。そんなときには、是非孤独・孤立対策のウェブサイトを活用していただきたいと思います。ウェブサイトでは、子どもの不安や悩みに答える相談窓口をチャットボットで紹介しています。8月17日に18歳以下向けページを先行公開してから29日までに、既に8万1,000件ものアクセスがありました。文部科学省、厚生労働省においても大臣からのメッセージを公表するなど、自殺予防週間に向けた取組を進めています。引き続き、関係省庁とも連携しながら、啓発・広報に取り組んでいきたいと考えています。詳しくは事務方にお尋ねください。

2.質疑応答

(問)話題が変わります。総裁選についてです。
 今朝の報道で、二階幹事長の交代があったんですけれども、二階幹事長の交代の受け止めと、臨時国会を野党は求めていますけれども、これも開かないという報道が出ています。それの受け止めをお願いします。
(答)報道でそのことを知りましたけれども、関心はありますけれどもコメントとしては差し控えたいと思いますし、個人的には推移を見守っていきたいというふうに思います。
 臨時国会につきましても、今のところ予備費で十分に足りているというような国対委員長の発言もあります。私の方としても、予備費がある程度確保されているということであれば、今取り立てて、こういう予算を早急に予備費から繰り出して欲しいというようなことはありませんので、その辺のところは総理、あるいは国会の動き、そういったものにお任せしたいというふうに思っています。
(問)孤独・孤立の関連に戻りますけれども、昨日、内閣官房の翌年度予算の概算要求が発表されまして、その中で孤独・孤立対策室として1.8億円の計上がされていますけれども、初めてになるということですので、その意義についてお願いします。
(答)補正予算は一時的なものとして、これは60億円組みましたけれども、当初になりますと、これから継続的に予算を付けるものでありますので、孤独・孤立関連として、この1.8億円の予算計上というものの意味は大きいというふうに思います。
 加えて、これから今後、各省庁から上がってきます様々な孤独・孤立関連の予算、自殺対策とかですね、例えば厚労省からは28億円だったものが38億円、10億円アップして要求されているようでありますので、こういうことを全部集めて、そして孤独・孤立関連予算としてどういうふうなボリュームになるのか、これを今後取りまとめていきたいというふうに思っております。
 来年度に向けて、孤独・孤立の対策担当室としては、その辺の存在意義といいますか、こういったものを関連予算も含めた形で、しっかりとアピールしていきたいというふうに思っております。
(問)ホームページの閲覧数についてお伺いします。この1日1万4,000件程度あるようですけれども、この閲覧数は大臣として多いのか、少ないのか、受け止めをお願いします。
(答)私自身としては多いなと思いました。最初の3日間で5,000件のアクセスがありましたので、これでも凄いなというふうに思っていたのですけれども、政府広報をやりました23日ぐらいから、1万件を超えて1万5,000件ぐらいまでになりましたので、やはりそれだけ関心を持っていらっしゃる方が、あるいはいろいろ孤独に悩んでいらっしゃる方が多い現れであるということを改めて認識もいたしました。
(問)孤独のフォーラムについて、これは第6回ということで、大臣は以前10回程度やりたいというお話をされていたと思いますが、これから総裁選であるとか総選挙のことを考えると、年内の重点項目に反映させるのに大体10回程度というのは可能なのかという、今後のスケジュールに政治日程というのか、政局というのは影響する可能性はないのかというところで、大臣の考えを教えてください。
(答)10回は当初予定どおり予定をしております。もう1回地方開催をやって、それから残り3回、一応テーマとしてはいろいろ考えていることもありますし、取りまとめ的なフォーラムというものも予定をしておりますので、10回は予定どおりやりたいというふうに思います。
 ただ、重点項目の中に、このこれまでのフォーラムで出た意見をどう取り入れるか。これは10回を終わってからということであると、なかなか期間的にも厳しいものですので。これまでの地方開催、北九州を含めて2回も含めますとかなりの意見も出ておりますので、そういった中から特に政策的に重要なもの、政策に盛り込むもの、こういったものは汲み上げていきたいというふうに思います。
 ですから、この中で総裁選、それから総選挙が入ることについて支障があるということはありません。このフォーラムの中で出た意見というのは、まだ出尽くしてはいませんけれども、かなりの部分が出ておりますので、しっかり重点項目の中に反映されるというふうに思っております。

(以上)