坂本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年8月3日

(令和3年8月3日(火) 11:01~11:07  於:中央合同庁舎第8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨


 私の方から報告を1件させていただきます。
 地方創生の柱の1つである「関係人口」の創出・拡大に向け、本日、令和3年度の「関係人口創出・拡大のための対流促進事業」として、民間企業やNPOなどが行うモデル事業について、第2期分の交付決定を行いました。採択団体やその概要については、配布資料をご覧いただき、詳しくは事務方にお問合せ願います。
 本事業は令和2年度より新たに開始し、7件を採択しましたが、令和3年度は更に取組を加速することとし、第1期に14件、第2期に6件を採択しております。また、昨年度は71件の応募がありましたが、今年度も第1期に62件、第2期に64件と、大変多くの提案をいただきましたこと、皆さまの熱意に感謝申し上げます。
 本事業をしっかりと進めるとともに、官民連携の繋がりの場であるかかわりラボ、関係人口創出・拡大官民連携全国協議会でありますけれども、かかわりラボなども通じて、官民のマッチングを進めるなど、引き続き地方への人の流れを太くすることで、関係人口の創出・拡大に向けて取り組んでまいります。

2.質疑応答

(問)孤独・孤立の関連でお伺いします。日曜日にNPO法人「あなたのいばしょ」の大空理事長と総理が面会をされました。更なるNPO支援など、今後の対策に反映されることがありましたらお願いします。
(答)総理と大空理事長の意見交換があったということは、その後知りました。大空さんの方でいろいろなご意見を言われたということであります。総理の方からは何らまだ指示はございません。
 ただ、大空さんの方とは、ホームページの作成検討委員会で、一緒にいろいろな意見も委員として取り入れているところですので、いろいろな意見を聞きながら、今後も様々な対応策を進めてまいりたいと思っております。
(問)国家戦略特区について伺います。特区ワーキンググループの議事録ですとか、配布資料が非公表になっている件ですけれども、大臣は先週の会見で公表するべきだと思うとおっしゃいました。非公表とした経緯について事情を聞いてみたいというふうにもおっしゃいましたけれども、その後の状況をお聞かせください。
(答)平成26年のワーキンググループです。非公表になりましたのは、農業的な特区というのが初めてでありましたので、非常にいろいろなデリケートな問題も含んでいるのではないかということで、その当時、非公開とすると、非開示とするということを決めたということでありました。
 私としては、原則公開すべきではないかというふうに思いまして、その後も事務方に公開できないのかというようなことは言いましたけれども、非公表としている有識者会議でありましたので、非公表・非開示を前提として皆さん質問をしていらっしゃいます。ですから、質問の前にこれは非公表だからあえて聞きますけれどもというような枕詞をつけながら、いろいろな質問等が出ておりました。
 そういうことで、もしこれを26年に遡って開示すると、その時々の委員の方々の了解を一つ一つ得なければいけない、一つ一つをやはり精査しなければいけないということで、非常にそこはまた時間を要するというようなことで非公表になっているというようなことを事務方からもお伺いいたしましたので、メンバーの方が今もそのままの方は少ない、何人かしかいらっしゃらないところもありますので、そういうふうなことで私も了承ということにしたわけです。

(以上)