坂本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年5月21日

(令和3年5月21日(金) 9:51~9:58  於:中央合同庁舎第8号館1階S101・S103記者会見室)

1.発言要旨


 私の方から1件ご報告をさせていただきます。
 本日、我が国における持続可能な開発目標の達成に貢献する優れた取組と認められる31都市を、令和3年度「SDGs未来都市」として選定いたしました。本日午後、選定証授与式をオンラインにて行います。
 「SDGs未来都市」は、SDGsの達成に向け、経済、社会、環境の3側面を統合した優れた取組を提案する都市を公募により選定するものであり、今回の選定により累計124都市になりました。2024年度までに210都市の選定を目指してまいります。
 今回の選定においては、菅総理の「2050年カーボンニュートラル」の宣言を踏まえ、SDGsの取組による脱炭素社会の実現を目指すべく、選定基準に脱炭素の視点を加え、選定を進めてまいりました。選定された都市による脱炭素社会の実現に向けた取組が模範となり、他の自治体へ広がっていくことを期待しております。
 本件の詳細につきましては、事務方にお尋ねいただきたいと思います。

2.質疑応答

(問)少子化対策で伺います。
 今日の参議院本会議で改正子ども・子育て支援法と児童手当法が可決・成立の見通しです。法案審議の中では、野党側から少子化対策に逆行するなどの反発もありましたけれども、改めてこの法案の意義を教えてください。
(答)まだ本会議を控えていますので、本会議で成立したならばというような前提が付きますけれども、一番は長年の懸案であります待機児童問題の最終的な解決を図るというものとして、大きな意義があるというふうに思っております。
 これが本会議で成立いたしましたならば、丁寧に施行に向けて改正の趣旨、それから内容につきまして周知を行う準備を進めてまいりたいというふうに思っております。
(問)今日、閣議の後、総理とお会いされたと思うんですけれども、ひきこもり対策についていろいろと指示を受けたということだったと。具体的にどういうふうな指示があったのかを教えてください。
(答)ひきこもり対策については、馳座長からの面談もあって、提言書も受け取ったと。そういうことを今、孤独・孤立対策の中で持っているスキームでいろいろと論議をして欲しいということでした。
 ですから、私の方からは、全省庁の副大臣を集めた連絡調整会議を持っていますので、そこで議題として取り上げて、ひきこもり問題というものを議論していきたい。そして、各省庁との横の連携を取っていきたいというふうに申し上げました。
(問)ということは、今まで、孤独・孤立の連絡調整会議の中で、新たにひきこもりの連絡調整会議を設けるというよりかは、孤独・孤立の中で全てひきこもりもやっていきますよということですか。
(答)全てかどうかは分かりませんけれども、まず、今月末か来月初めぐらいに連絡調整会議をやりますので、その中でひきこもりの問題を取り上げて、そして、それぞれ文科省なり厚労省なり、いろいろな政策も持っているでしょうから、そちらとの連絡調整も図るということで、新たに1つ別枠で加えるということではなくて、その中で話し合いをしていくというイメージです。
(問)今の関連でお伺いします。
 自民党のPTの方はひきこもりなどの実態調査や基本法の制定なども提言に明記しましたけれども、そちらについての大臣のお考えを教えてください。
(答)それも自民党の提言を踏まえてこれから論議をしていきたいと思います。例えば、今、孤独・孤立の実態把握の準備を進めているところでございますので、ひきこもりの問題をどういうふうに取り扱っていくのか、そういうものも含めて関係省庁とも連携を取っていきたいというふうに思っております。
(問)先日、ガッキーこと新垣結衣さんと星野源さんが契約結婚をテーマにしたドラマを通じて「逃げ恥婚」をされました。作品の中で、契約結婚という形が話題になりましたが、少子化担当大臣としてはどのようにご覧になりましたか。
(答)私はドラマそのものはあまり見ていません。ただ、娘が星野源さんの大ファンですので、娘からいろいろと話を聞いておりました。かなりショックのようでした。
 ただ、ドラマの中には私たちが今やっている結婚、それから妊娠、出産、そういったものがストーリーの中で出てまいりますので、非常に興味を持って後で話をいろいろと聞いたところでございます。もし続編があるとするならば、国も子育て担当室もよくやっているなというようなセリフでもひとつ入れていただければ、それに越したことはありません。

(以上)