坂本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年4月9日

(令和3年4月9日(金) 17:31~17:40  於:中央合同庁舎第8号館1階S101・S103記者会見室)

1.発言要旨


 私から4点ご報告をさせていただきます。
 4月13日火曜日に「第25回まち・ひと・しごと創生会議」を開催いたしますので報告します。今回の創生会議においては、「地方移住と人材支援」をテーマとして掲げ、ゲストスピーカーからプレゼンテーションをいただき、有識者委員を交えた意見交換を行う予定です。本会議での議論等を踏まえ、「まち・ひと・しごと創生基本方針」の策定に向けた検討に繋げてまいりたいと考えております。詳細については、事務方にお尋ねください。
 それから、2番目です。地方創生テレワークの推進に向けた検討会議の取りまとめについてご報告します。昨日、8日木曜日に「地方創生テレワークの推進に向けた検討会議」の取りまとめ提言の手交式が行われました。昨年12月からご議論いただき、自治体・企業・働き手の三者が取組を進めるための基本的考え方とともに、具体的な施策案まで踏み込んだ提言を増田寛也座長からいただきました。全5回の会議をオンラインで開催しましたが、対面での会議と変わらない濃密な議論が行われ、身をもって新たな働き方を体験いたしました。昨日初めて実際にお会いできた方もおり、今後の取組に向けた意気込み等をお伺いできました。14人の委員中9人が出席をされました。政府としては、この提言を今後の方針、指針としながら、地方創生テレワークの実現に向け、広く関係者と連携し、具体的な施策案を実行に移してまいります。詳細につきましては、事務方までお問い合わせください。
 それから、3番目です。地方創生の柱の1つである「関係人口」の創出・拡大に向け、本日、令和3年度の「関係人口創出・拡大のための対流促進事業」として、民間企業やNPOなどが行うモデル事業について、第1期分を採択いたしました。採択団体やその概要については、配布資料をご覧いただき、詳しくは事務方にお問い合わせをお願いします。本事業は令和2年度より新たに開始し、7件を採択しましたが、令和3年度は更に取組を加速することとし、今回14件を採択しております。また、昨年度は71件の応募がありましたが、今年度は第1期分だけで既に62件と大変多くの提案をいただきましたこと、皆様の熱意に感謝申し上げます。本事業をしっかりと進めるとともに、官民連携の繋がりの場であるかかわりラボなども通じて官民のマッチングを進めるなど、引き続き人の流れを太くすることで、関係人口の創出・拡大に向けて取り組んでまいります。なお、第2期分の公募開始については、遅くとも来月までには実施する予定です。
 最後です。孤独・孤立対策に関して、ソーシャルメディアと連携した取組を報告いたします。4月から、一般社団法人セーファーインターネット協会のご尽力によりまして、ヤフー株式会社が提供する検索サービスにおいて、子供を主な対象とした検索連動の窓口案内が強化されました。具体的には、例えば「学校に行きたくない」などと検索すると、検索結果の上部に文部科学省の24時間子供SOS相談ダイヤルが表示されるようになっています。悩んでいる子供に支援を的確に届ける上で、こうした取組は有効であると考えています。今後とも孤立・孤独に悩む方々に必要な支援を届けるため、ソーシャルメディアとの連携を進めてまいります。

2.質疑応答

(問)先日、大臣はスペインメディアによる取材を受けられましたが、その取材の主眼はどのようなところにあったのでしょうか。また、それについて、どのようにお答えになりましたか。
 また、今後、日本だけではなく世界に向けた孤独・孤立対策の発信について、意気込みをお願いします。
(答)4月5日です。孤独・孤立担当大臣として、ロシアに続いて2度目となりますけれども、海外からのインタビューを受けました。ロシアの時もそうだったのですが、孤独・孤立担当大臣というのは何をするのだろうと、そういう素朴な疑問から質問あたりは入っていきました。
 しかし、いろいろと質問を受けますと、女性や子供の自殺の増加などの幅広い内容について質問がありましたが、コロナで世界が苦しんでいる中、日本の孤独・孤立対策が注目を集めていることを改めて感じました。
 やはり、子供の自殺等々について非常に関心を持たれていましたので、それぞれの海外においてもそういう事例がこれまで以上になっているんではないだろうかというふうに思いました。
 私としては、この日本の孤独・孤立対策が世界の模範となるように、世界にどういう形で発信していくか、担当室とも話しながら、これから考えていきたいと思います。
 それ以外にも何かオファーが来ているのかな。
(事務方)あと、韓国とアメリカとかです。
(答)韓国からも来ているという。韓国あたりも相当深刻なんだろうというふうに思います。
(問)検索サービスの、この孤独のやつについてなんですけれども、関連する10程度のワードは何なのかが気になりました。参考資料の一番下にある、その「新学期 学校に行きたくない」、「がっこうにいきたくない」以外の他のワードは何かなと気になりました。
(答)(事務方)例えば、小学生なので、「学校行きたくない」というのでも、学校が平仮名だったりとか、行きたくないも漢字ではなくて平仮名とか、結構そういう平仮名系で書いているものがあったりとか、あと、幾つかパターンですね。例えば「学校 ゆううつ」とか、「新学期 ゆううつ」とか、幾つかそういったパターンも作って、10パターンぐらいということで今回させていただいたというふうに聞いております。

(以上)