坂本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年3月26日

(令和3年3月26日(金) 8:42~8:47  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨


 私の方から2件報告いたします。
 国家戦略特別区域における区画計画の認定につきまして、3月25日に持ち回りで国家戦略特区諮問会議を開催し、了承された後、内閣総理大臣により認定されました。また、「スーパーシティ型国家戦略特区区域の区域指定に関する専門調査会」の委員が指名されましたので公表します。詳細については、事務方にお問い合わせください。
 視察について申し上げます。地域における意欲ある取組や地域のニーズ等を把握し、今後の地方創生に関する取組に生かすべく、3月27日土曜日、明日ですが、富山県入善町、魚津市、滑川市、上市町を視察します。詳細については、事務方にお問い合わせください。

2.質疑応答

(問)先日、厚労省が発表した今年の1月の出生数が去年の1月に比べて、マイナス1万人になりました。これは大体去年の緊急事態宣言が出された時期に妊娠した子供の数と見られます。コロナの影響が目に見えて現われていますが、少子化大臣として今後の対策と受け止めをお願いします。
(答)深刻に受け止めております。これまでやってきましたように、引き続き、少子化社会対策大綱に基づきまして、それぞれのライフステージで結婚、妊娠、出産、子育て、その中でしっかりとした環境整備をしていきたいというふうに思っています。
(問)富山の視察に関してなんですけれども、具体的にどういった目的でというのをもう少し詳細を教えていただいてよろしいでしょうか。
(答)山形も、それから、先週行きました鹿児島もそうですけれども、やはり女性の農業就農の環境を整えるために、モデルとなるような女性が活躍している農業法人、農業団体、あるいは農協、こういったものをまず中心に見てまいります。
 それ以外に、水産研究所とかに行きますけれども、メインは農業と女性、女性の就農というところに私の主眼を置いています。
(問)大臣、昨日、孤独担当大臣として、ロシアのメディアに取材を受けられたと思いますが、具体的にどのようなことにロシアのメディアの方は興味を持たれていたのかと、受けられた感想を伺えますか。
(答)やはり何故孤独・孤立対策担当大臣を置くのか、孤独というのがどういうものなのかというものに非常に関心を持っておられました。
 私がこちらと少し感覚が違うのかなと思ったのは、孤独の対策をやっても無駄ではないか、パートナーがいるか、いないかでなくて、幸せになるということを教えるのが先じゃないかというようなことを質問として受けましたので、私たちの場合には、やはり孤独で非常に悩んでいる、絶望感に陥っている、そういった人たちに如何に手を差し伸べるかということでいろいろな対応策をやっていますけれども、少しいろいろやはりその辺の孤独に対する考え方というか、概念といいますか、それが少し違うのかなという感じは個人的には受けました。
(問)来週から新年度が始まります。孤独対策、孤立対策等の新年度でいろいろと負担のかかる方がいらっしゃるかと思うんですけれども、そういうところに対して、広報というのを4月、どういうふうに強化されていくのかとかというお考えがあれば。
(答)それは今ちょうど考えています。タスクフォースが3つそれぞれスタートしましたので、あとはそれに加えて広報をどういう形で打ち出すのか、皆さんに知っていただくのかというのは、できるだけ早い時期に全体像といいますか、詳細も含めてお示ししたいというふうに思っています。

(以上)