坂本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年12月1日

(令和2年12月1日(火) 9:16~9:21  於:中央合同庁舎第8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨


 それでは、私の方から御報告をいたします。
 まち・ひと・しごと創生会議の再編につきまして、御報告いたします。まち・ひと・しごと創生会議は、これまで総理を議長として年3回程度開催し、地方創生の重要事項について、有識者等からのヒアリングや審議を行ってきたところです。この度、地方創生につきまして私が責任を持って議論を進めていくことを明確にするとともに、十分な議論の時間を確保し充実した議論が行える場とする観点から、私を議長とした上で、特に地方創生に強い関わりがある関係大臣と有識者を構成員とする形に再編することといたしました。今後は年末の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の改訂をはじめとして、新たな体制のもとで、地方創生に係る議論を深めてまいります。
 それから、明日2日に、第23回のまち・ひと・しごと創生会議を開催いたします。明日の会議では、「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」の改訂に向け、有識者会議における議論の紹介や関係大臣からのプレゼンテーション、意見交換を予定しております。本会議での議論等を踏まえ、「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」の改訂に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。
 それから、障害者施策を担当する大臣として御報告いたします。今朝の閣議におきまして、12月3日木曜日から9日水曜日まで「障害者週間」を実施することについて、閣僚の皆様に御協力をお願いいたしました。この週間は、国や地方公共団体などが障害や障害のある人に対する国民の関心と理解を深めるための取組を、全国各地で集中的に実施するものです。主な行事につきましては、お手元に配付の資料をご覧ください。この週間の実施を通して、「共生社会」の実現に向けた機運を一層高めてまいりたいと思います。

2.質疑応答

(問)会議の再編なんですけれども、これまで総理がヘッドだったと思うんですけれども、総理の十分なお時間がとれずに充実した議論ができないとか、そういう理由があったんでしょうか。
(答)地方創生を担当する、まち・ひと・しごと創生大臣が議論を主導したいと。私自身がですね。それから、構成員を特に地方創生に強い関わりがある関係大臣と有識者に絞り込むことで、議論の時間を十分に確保したいというふうに思っております。
 言われましたように、総理の時間等々の問題もありますし、それから、大勢の大臣が出席して、総理が出席してということになると、ともすれば形骸化の傾向もありますので、より実務的、集中的なものにしていきたいというふうに思っております。
(問)同様に、創生会議の再編についてお伺いします。総理や官房長官が議長にならない関係省庁が集まる会議というのはあまりないのかなという気がするんですけれども、ワーキンググループとかはあるかもしれませんが、こういう会議体ではあまりないのかなと。1つ懸念があるのは、総理もしくは官房長官が入らないことによって、内閣全体の地方創生に対する意思統一とかがなかなかうまくいかなかったりする可能性もあるのかなと思うんですけれども、そこら辺の懸念はどのようにお考えでしょうか。
(答)まち・ひと・しごと創生本部につきましては引き続き総理が本部長を務めるということになっておりますので、その懸念はないというふうに思います。
 まち・ひと・しごと創生法の枠組自体の変更を伴うものではない、法の変更そのものを伴うものではない。そして、そのことが地方の軽視、地方創生の軽視という批判には当てはまらないというふうに思います。法の枠組みはそのままであるし、それから、本部長は総理そのままでございますので、あと、実働部隊として私の方でしっかり機動的な体制をとるということになります。

(以上)