坂本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年11月24日

(令和2年11月24日(火) 9:12~9:17  於:中央合同庁舎第8号館1階S101・S103記者会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)大臣、熊本県の人吉市に、昨日、視察に行かれていると思いますけれども、7月の九州豪雨で被災した地域について、総務省と連携した復興政策をということでしたけれども、来年度に向けてどのような政策を検討していらっしゃいますでしょうか。
(答)今回の視察の狙いはいくつかありまして、1つは地方の財政を担当する総務大臣と、そして地方の創生を担当する大臣が2人行くことで、そして、そこに知事あるいは関係の市町村長、地元の市町村長、地元選出の国会議員が集まることで、価値観といいますか、問題点を共有するということがまず第1の目的でしたので、これは十分に果たされたというふうに思います。
 それから、県の方からもそれぞれバラバラに陳情するのではなくて、要望するのではなくて、県と市町村、地元の市町村が一体として、一本化してこれからの要望活動を行っていくということでしたので、それも知事の方から言っていただきましたので、しっかりした成果が出せたというふうに思います。
 そういうことを踏まえながら、今後、各省庁の協力も仰ぎながら、3次補正にどれだけのものを採っていけるのか、予算化ができるのか、そして、来年度の令和3年度の予算でどれだけの予算を確保できるのかということをしっかりと詰めてまいりたいというふうに思っております。
(問)先ほどの熊本視察の件に関連してお尋ねいたします。地元の首長からはICTを活用した地方創生というような観点での要望もあったかと思います。先ほど、大臣、今後の考え方もお話しいただきましたけれども、例えば地方創生という観点からいうと、地元、人吉地域の復興の方向性、復興並びに、併せて地方創生、創造的復興という意味合いでの方向性というのはどのようなお考えを持ってらっしゃるのかお聞かせください。
(答)1つは被災をいたしました「くまりば」のイノベーションオフィス、こういうものを活用したいろいろな先端企業の集積といいますか、こういうものがかなり進む途上にあったなというふうに思います。その途中での豪雨による被害でしたので、かなりスタートを挫かれたのかなという気がいたしますので、その辺のところはしっかりこれからフォローしてまいりたい、地方創生の拠点整備交付金も入っているところですので、フォローしてまいりたいと思っております。
 それから、テレワークの普及、更には地方移住への関心の高まりというものを地元の方々、代表者の方々と話しながら十分に認識することができました。ですから、こういったイノベーションオフィスのような拠点施設と、それから、テレワークを中心とする仕事場と、そして、全国に移住を呼びかけながら、移住をそれぞれ進めていくと、こういう様々な方法で新たな人吉・球磨地方の復旧・復興から再生へ、そして地方創生へというような道筋が、私自身は見えてくるような気がいたしましたので、それに向けて活動してまいりたいと思っております。
(問)話題が変わってしまって大変恐縮なんですけれども、一部報道で「桜を見る会」に関連して、安倍前総理大臣の事務所が前夜祭の参加者の会費を補填した可能性があるなどの一連の報道がなされていますが、これについての大臣の受け止めと、当時、官房長官をお務めだった菅総理が総理をお務めですけれども、内閣への影響をどのようにお考えかお聞かせいただけますか。
(答)私もニュースで知っただけですので、今後どういうふうな展開になるか分かりません。コメントは差し控えたいというふうに思います。

(以上)