坂本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年11月20日

(令和2年11月20日(金) 10:01~10:07  於:中央合同庁舎第8号館1階S101・S103記者会見室)

1.発言要旨


 私の方から御報告をさせていただきます。
 まず、全国銀行協会との意見交換についてお伝えさせていただきます。11月18日に全国銀行協会を訪問し、地方創生に向けた意見交換及び協力要請を行ってまいりました。地方創生に取り組んでいく上では多くの関係者と連携していくことが大変重要であること、その中でも金融機関は地域経済・社会にとって極めて重要な存在であり、地方創生への積極的な貢献が期待されることから、今回、地方創生担当大臣として初めて当協会とこのような機会を設けたものです。今後、金融機関をはじめとする関係者と広く連携しながら、地方分散型の活力ある地域社会の実現、ひいては東京圏への一極集中の是正に向けた地方創生の取組を一層推進してまいる所存でございます。
 それから、熊本視察について御報告いたします。地域における意欲ある取組や地域のニーズ等を把握し、今後の地方創生に関する取組に活かすべく、11月23日月曜日に武田総務大臣と一緒に、熊本県の人吉市、錦町及びあさぎり町を視察いたします。詳細は事務方にお尋ねいただきたいと思います。

2.質疑応答

(問)熊本視察についてですけれども、武田大臣と一緒にというところに関して、狙いはどういうところにあるんでしょうか。
(答)これからの復旧・復興にあたって、私としては地方創生の視点からやらなければいけませんし、また、今後の復旧・復興については、それぞれの自治体間の連携とか、それから、地方と県と国の一体化、こういったものを進めていく必要がありますので、共に行くことで、これからの地域の皆様方への安心感、こういったものが出てくるでしょうし、更に、いろいろな財源的なものあたりも含めて、しっかりとした視察を行うことによって、今後の再生への取組、復興への取組を加速させたいということで、お互い話し合いまして、武田大臣と一緒に行くことにしました。
(問)直接の大臣の所管ではなくて恐縮なんですが、熊本県の川辺川ダムについて、昨日、熊本知事が建設について容認する考えを表明されましたけれども、これまでの長年の経緯もありますし、国交省の話ではあるんですけれども、やはり地方創生に関連する話だと思うんですけれども、大臣の御地元ということもありますが、所感についてお伺いできますか。
(答)私の所感としては、適切な判断であるというふうに思います。地域がこれから分断することなく、治水対策も含めて地方創生に向けて取り組む体制ができていければというふうに思っております。
(問)話が戻ってしまうんですけれども、熊本視察について、大臣としては地元に大臣として戻られる初めての機会かと思います。改めて、御地元、お詳しいかと思いますけれども、どういったところを視察、重点的にしていきたいとかという何か考えがあれば教えてください。
(答)特に、地方創生拠点整備交付金を交付しておりますシェアオフィス「くまりば」というのがございます。これは国民宿舎を改装して、そして、先端企業その他、相談業務、こういったことをやっているところでございます。こういったところの今後の被害からの回復、立ち直り、こういったところをしっかり見てまいりたいと思います。
 それから、いくつか地方創生に資するような施設もございます。ミュージアムとして、以前、戦争の遺構としてあったものをミュージアムとしてよみがえらせました「ひみつ基地ミュージアム」などがありますので、こういったものをこれからの地方創生にいろいろな形で役立てられないかというようなところも見てまいりたいと思っております。
 それから、総務大臣とは、やはり復旧・復興に対してかなり財源的にも、財政的にも厳しい市町村でもございますので、そういったところをしっかり生の意見を聞いてまいりたいと思っております。

(以上)