坂本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年11月10日

(令和2年11月10日(火) 9:46~9:52  於:中央合同庁舎第8号館1階S101・S103記者会見室)

1.発言要旨


 本日、地方創生臨時交付金の活用計画や実例等を紹介するポータルサイト「地方創生図鑑」の試行版を公開いたしましたので、その概要をご紹介させていただきます。
 本サイトは、自治体が知恵と工夫を凝らして取り組まれている地方創生臨時交付金の活用計画や実例、これらの事業に込められた首長や議長の想いなどを分かりやすく紹介し、地域の取組に対する住民の関心・関与を引き出すとともに、好事例の「見える化」と横展開を図るために開設したものであります。本サイトでは、活用計画や実例を地域別・テーマ別に検索できるほか、自治体ごとの事業一覧や注力している主な取組などを知ることができます。
 例えば、トップページはこのようになっております。各自治体から注力している主な取組として登録されたものの中から、テーマや地域のバランス、画像の有無等を考慮して選んだものを掲載しております。例えば、これは宮崎県小林市の健幸ポイント事業ということで、これを健康のために散歩すれば、それが結果として健幸ポイントとして特産品を配付するとか、そういうものに使われているという事例の紹介でございます。
 現在は第1次補正予算分として本年5月末までに実施計画の提出のあった地方単独事業のうち、自治体側の御協力をいただいたものを掲載しております。今後、年度内に第2次補正予算分として実施計画の提出のあった事業を加えるなど、より参考となる情報を収集し、提供できるよう取り組んでまいりたいと思っております。
 詳細につきましては、事務方からご説明させていただきます。

2.質疑応答

(問)臨時交付金に関連してなんですが、本日、3次補正の編成の指示が総理からあったかと思うんですが、知事会は臨時交付金のさらなる上積みを求めておられますけれども、現在の検討状況を教えていただけますか。
(答)今日の閣議で総理の方から、3次補正についての経済運営対策がございました。知事会の方からはいろいろな形で、この後の地方創生臨時交付金の要望が出ていることは承知しておりますけれども、今はまだ第2次の交付の手続を行っているところでございます。この後の地方創生臨時交付金につきましては、そういった2次の状況を勘案しながら、今後、考えてまいりたいというふうに思っております。
(問)大臣は先日、70歳の誕生日を迎えられたと思います。おめでとうございます。大きな節目を迎えたにあたってのご所感と、今後1年の目標などをお聞かせ願えればと思います。簡単で結構です。
(答)1つは、大台がこんなに早いのかなという愕然とした気持ちになりますが、ここまで健康で来られたことに感謝をし、それから、いろいろな方々に支えていただきましたので、感謝の気持ちをもって、これからさらに仕事に励まねばならないと思っております。
 特に、大臣就任に当たって課題が山積しておりますので、一つ一つの仕事を確実にこなしていくこと、これに心がけたいというふうに思っております。
(問)最初の冒頭の発表に戻るんですけれども、この地方創生臨時交付金のポータルサイトというのは、主にターゲットとしてはどういう人を対象につくったポータルサイトなんでしょうか。
(答)それぞれの自治体でいろいろ創意工夫をされながら、経済対策、あるいは感染防止のためにこの交付金を使われておりますので、まずは自治体の皆様方がご参考にしていただきたい。そして、その中から好事例というものをしっかり引っ張り出していただきたいというふうに思います。
 それから、一般の方々もこれを見ながら、新たにアイデアとして、あるいは考え方として浮かんだものあたりをしっかり自治体の方に伝えていただくというようなことに利用していただければというふうに思っております。

(以上)