坂本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年10月20日

(令和2年10月20日(火) 10:53~10:58  於:中央合同庁舎第8号館1階S101・S103記者会見室)

1.発言要旨


 視察につきまして、御報告があります。
 地域における意欲ある取組や地域のニーズ等を把握し、今後の地方創生に関する取組に活かすべく、10月21日水曜日、明日でございますけれども、兵庫県の養父市を視察いたします。
 詳しくは事務方にお問い合わせいただきたいと思います。

2.質疑応答

(問)養父の出張なんですけれども、具体的にどういった所を視察されるんでしょうか。
(答)国家戦略特区に指定されている養父市でありますので、様々な規制の特例措置を活用した遊休農地の再生をやっている企業です。あるいは、地域住民の利便性などの取組状況を視察したいと思います。
 更には、広瀬市長、その他の関係者の方々と意見交換をする予定であります。
(問)今の視察について、お伺いいたします。視察先を見ますと、今回、農業に特化されているといいますか、農水大臣かなと思ってしまうようなところもあるんですけれども、実際に具体的に地方創生ですとか、御自身の担当、所管にどのように繋げたいかというお話をお願いできますでしょうか。
(答)養父市の場合には、中山間農業の特例区として国家戦略特区の指定を受けております。
 企業によります農地の取得、それから、遠隔服薬指導、対面の服薬指導ではなくて遠隔服薬指導、更には、自家用自動車を活用した有償の運送業などの規制の特例を積極的に活用して、遊休農地の再生などを行っておられますので、農業もそうでありますけれども、遠隔服薬指導とか、それから、いわゆる運送系、有償運送、こういったものも併せて視察をしてまいりたいと思いますし、そういったことに携わられている方々の御意見もお伺いしていきたいと思います。
(問)以前、農業の現場での女性の活躍というところにも力を入れていきたいというふうなお話がありましたけれども、今回はそういったところは、関係しているところはありますでしょうか。
(答)今回はありません。また、女性が活躍されている農業地帯につきましては、別途、これから全国様々な所を少し探した上で視察をしてみたいと思っております。
(問)話題が変わりまして、昨日、全国知事会など地方6団体が、官房長官宛てに地方創生についての要望を出しております。これについての受け止めと、今後、大臣の方で何か政策ですとか、そういったところに落とし込む考えはありますでしょうか。そこら辺を教えていただけますでしょうか。
(答)昨日の要望を見ますと、やはりこのコロナ禍で、テレワークによる地方再生、あるいはリモート協議、そして、コロナ禍でありますので、移住の促進、こういったものが目立っているように思いました。
 ですから、今後、また地方創生の総合戦略、これを見直しますけれども、その中に十分反映をさせていきたいというふうに思っております。
 テレワーク等の要望が非常に多かったように思います。
(問)今回、農業の件も入っておりますが、最初、菅総理からの指示の中に、地方創生を農業や観光と絡めてというようなことがあったということを、大臣はお話しされているかと思うんですけれども、その一環というふうに理解して良いのかということと、先ほど、この農地の視察のところを地方創生の観点でどういうふうに繋げていきたいかというところを教えていただきたいと思います。
(答)総理から言われた、農業で地方創生をというような一環でもあります。と同時に、国家戦略特別区域法による企業の農地取得の特例が来年の8月で切れますので、これに対して、現場をしっかりと見てくるというような狙いもございます。その2つの意味を込めて視察先として選ばせていただきました。

(以上)