坂本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年10月16日

(令和2年10月16日(金) 11:01~11:08  於:中央合同庁舎第8号館1階S101・S103記者会見室)

1.発言要旨


 地方創生119番の設置につきまして、御報告をいたします。
 今年4月から、第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」がスタートいたしました。東京圏への一極集中を是正し、地方分散型の活力ある地域社会を実現するためには、幅広い関係者から新たな知見、気付きを得て、それを個別の施策や事業に反映していくということが重要だと考えました。
 このため、地方創生119番を設置し、地方創生に資する具体的なアイデアを国民の皆様方から幅広く募集することといたしました。国民の皆様からお寄せいただいたアイデアにつきましては、地方創生に取り組む関係行政機関全体で共有し、今後の地方創生の施策に活用していきたいと考えております。是非積極的に具体的なアイデアの御提案をお願いしたいと思います。
 私といたしましては、国民の視点を大切にし、地方の声に耳を傾けながら、スピード感を持って地方創生に取り組んでいきたいと考えております。
 詳細につきましては、この後、事務方に説明をさせますので、その際にお尋ねください。
 これが地方創生119番のネットに掲げる看板でございます。あと、ポスターも作りまして、自治体の方に少し配布もしたいというふうに思っております。応募のマニュアルはこういうふうにして、皆さん達がこういうことを思いついたと、この地方創生はやはりここをこう変えた方がいいのではないかというようなことを書きやすいように、こういう書式を設定しております。

2.質疑応答

(問)10月9日の質問とも重複して恐縮なんですが、靖国神社への参拝の御予定、奉納の御予定はありませんということですが、お変わりないでしょうか。
(答)この前お答えしたとおりです。
(問)少子化問題についてお尋ねします。昨日、全世代型社会保障検討会議が少子化をテーマに話し合われたところですけれども、少子化問題でいいますと、厚労省との連携も不可欠ですし、財源も多額に必要になってくるかと思います。今日で就任1カ月ということになりますけれども、この間、御就任後、見えてきた課題と、ここをどう突破していくかというところを大臣は今どのようにお考えか、お聞かせください。
(答)昨日も全世代型社会保障検討会議の方で、様々な御意見が有識者の方から出ました。そして、私たちといたしましては、今後、厚生労働省とやはり協力をして、不妊治療と仕事の両立のための職場環境の整備を含めた不妊治療への支援の具体化をしてまいります。
 それから、待機児童解消に向けた来年度以降の保育の受け皿の確保に向けて検討をしてまいります。取り組んでまいりたいと思っております。
 それから、結婚新生活支援事業等につきましても、要件緩和、あるいは拡充、こういったものを少子化対策として進めていきたいと考えております。
(問)先ほどお話しいただいた、地方創生119番のことなんですけれども、先日、河野大臣の方は規制改革の、たしか110番というか、目安箱といったものを設けていたかと思うんですが、地方創生の方も119番ということで、何か意識されているものがあるんですか。
(答)少し意識はしましたけれども、私の場合には目安箱的なものではなくて、提案型、それから既存の制度を少し修正すれば、このようにもっと動くのではないかというような様々な知恵を頂くと、それで、また修正も考えるという意味で119番というふうにしたところです。
(問)政権発足から1カ月ですけれども、ここまでの内閣全体の仕事ぶりについて、大臣のご所見をお願いします。
(答)私の方は、先ほど言ったとおり、地方創生、それから少子化対策について、様々な政策を打ち出すというようなことを心がけてまいりました。他の大臣につきましても、全体としては、やはり仕事を一生懸命やってらっしゃると、目標に向けて、やはり一つ一つ課題を乗り越えていかれる、そういう姿勢が見られる内閣だなと、1カ月だなということを肌で感じております。
(問)報道で、政府が月内にも福島の原発処理水を海洋放出するという、決めるということがありました。昨日、全漁連なんかも風評被害について懸念を示していますけれども、地方創生への影響も懸念されると思うんですが、大臣としての受け止めをお願いいたします。
(答)そのことについては、私も昨日は知りませんで、今日、新聞で拝読したばかりでございます。所管外のことでもございますので、今後どういうふうに進んでいくのかしっかり見てみたいと思いますし、コメントそのものは差し控えさせていただきたいと思います。

(以上)