坂本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年10月6日

(令和2年10月6日(火) 11:10~11:15  於:中央合同庁舎第8号館1階S101・S103記者会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)結婚新生活支援事業について伺います。
 現在、この事業を実施している市区町村の数が少ないことが指摘されていますが、支給額の上限を倍増することで、その後、各自治体から何かリアクションはあったのでしょうか。現状をお聞かせください。
(答)結婚新生活支援事業につきましては、令和2年7月10日現在で281市町村が実施しているところですが、年間を通じまして事業の募集をしておりまして、意欲的な市町村においては、是非今年度からも実施を検討していただきたいと考えております。
 現に、最近は市町村から追加の問い合わせも多く寄せられております。特に、30万円から60万円に引き上げを検討しているというような報道がされて以来、様々な市町村からの問い合わせも増えているところでございますので、今後、さらに増えていくのではないかなというふうにも思っております。
 令和3年度の概算要求におきましても、年齢要件や収入要件の緩和等の拡充に取り組んでおりまして、より多くの自治体に取り組んでいただくための方策として、都道府県が中心になって広域的に取り組む場合は補助率を2分の1から3分の2の方にかさ上げするなど、モデル事業を盛り込んでいるところでありますので、これから各市町村の問い合わせなり、各市町村から手が挙がってくるのを期待しているところであります。
(問)先日、福島の方に出張に行かれて、ICTの先進的な所の地域に視察に行ったと思うんですけれども、今後、地方創生の取組を進めていく上で、大臣がご関心のある地域はどういった所を、今、お考えでしょうか。
(答)福島の視察では、やはり今後、ICT、あるいはテレワーク、こういったもので非常に意欲的な取組をされているということが改めて分かりましたので、今後、分散型社会をつくり上げていくために、こういったICTの先駆的な取組をしている所、ここは引き続き視察をしてまいりたいと思っております。
 さらに、地方創生についての成功事例の所、あるいは成功事例だけではなくて、なかなか厚い壁に阻まれている所、それがどういう状況でなかなかうまくいかないのかというようなところも含めて、視察場所というのを選んでいきたいというふうに思っております。
(問)地方創生に関連してお伺いします。
 4日にゆるキャラグランプリが開催されましたが、こちらは本年度で終了となりました。大臣の地元のくまモンなど、ゆるキャラは地方創生に貢献してきた面もあると思いますが、受け止めをお願いします。
 また、自治体によるいわゆる選挙運動の加熱も問題視された部分がありましたが、今後、どのようにゆるキャラを地方創生に活用して欲しいというふうに大臣はお考えでしょうか。
(答)ゆるキャラグランプリが今年で終了することにつきましては、私としては詳細は承知しておりません。大臣としてのコメントをする立場にはありませんけれども、ゆるキャラ等のマスコットキャラクターは、私の地元であります熊本県のくまモンをはじめとして、地域振興に貢献しているというふうに考えております。
 マスコットキャラクターの活用も地域振興の一つの手段であるとは考えられますが、いずれにいたしましても、各地方公共団体や住民、企業の皆様方がそれぞれの地域の特色を活かした創意工夫によりまして、地域の一層の活性化に取り組んでいただくことが重要かと考えております。
 熊本の場合には、今後、いろいろなことを考えていらっしゃるようですので、まだ、くまモンも独身でありますし、いつ結婚するのかとか、その子供ができるのかどうかとか、そういうところまで今後の長期的な計画もあるようでございますので、その地域、地域で大いに創意工夫をしていただきたいというふうに思っております。

(以上)