井上内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年4月6日

(令和3年4月6日(火) 8:39~8:45  於:衆議院分館2階第13委員室前)

1.発言要旨


 科学技術政策担当の大臣として報告をします。
 明日夕方、日本学術会議の梶田会長に大臣室までお越しいただきます。梶田会長には先月、大臣室までお越しいただきましたが、その時点では報告書の内容を整理できていなかったので、今月8日に臨時の幹事会を開催し、学術会議のよりよい機能発揮に向けた報告書の案を取りまとめるとの御報告をいただきました。その際、私からは、案ができた段階で改めて説明をいただきたい旨、お願いをしました。今回の面会はそれを受けてのものであります。明日、学術会議での検討に進展があることを期待しております。
 以上です。

2.質疑応答

(問)明日の梶田会長との面会の件ですけれども、明日、学術会議のほうで臨時会が開かれると思いますけれども、その前後、どういったタイミングで会われて、どういったお話をしようというふうにお考えでいらっしゃるか教えていただけますでしょうか。臨時会の後か前に、どういった形で。
(答)ですから、明日来ていただいて、それで。
(問)失礼しました。明日ですよね。
(答)そうです。明後日が臨時会ですから、やはり臨時会で素案を提示されるというので、その前に説明に来てくださいとお願いをしていましたから、それで明日来ていただくことになりました。
(問)今のお話の関連で、素案の説明を前もってしてもらうというのに込められた意図というか、事後報告ではなくて、前もってどういう結論が出るのか、前もって事前に説明してほしいというような意味合いに取れたんですけれども、そういう意図で、臨時の幹事会の前に来てもらうということなんですか。
(答)いいえ。ちょっと私の説明が誤解を生じたかもしれませんけれども、従来から申し上げているとおり、やはり学術会議と政府とで、未来志向で協力してこの見直しの検討をやっているということです。
 ですから、いろいろとオンラインであったり、あるいは事務方を通じてということで、今まで何度もやりとりをしているんです。その中でわざわざ大臣室に来ていただくというのは、やはり一つの節目であるということから、この素案を提出する前に直接お話を伺いたいと、そういうことです。
 ですから、そういう意味では、もう基本的には、まずは学術会議の皆さんの自主的な改革ということを尊重していきたいと思っていますので、そういう意味で明日来ていただくと、そういうことです。
(問)調整がかなり難航している印象を受けているんですけれども、素案自体はまとまっているというふうに大臣は聞かれているんですか。
(答)調整というよりも、むしろ学術会議の内部で、やはりいろいろな御意見があると。会員、連携会員の方が大勢いらっしゃいますから、そういう中で、なかなか取りまとめに苦労されているということは、梶田会長から伺っております。別に政府との調整ということではないです。
(問)学術会議内でいろんな意見があって取りまとめに、梶田会長がこの間会われた際にもおっしゃったかと思うんですけれども、難航しているんだろうなという印象を受けていて、それはもうまとまったという認識でいいんでしょうか。
(答)明日お会いするためにいろいろ事務的にも連絡を取り合っておりまして、その中では、ほぼまとまりつつあるので明日説明に来られます、という話になっております。
(問)明日お会いになって素案の内容をお聞きになって、場合によっては、その中身に注文というか変更を求めたりということもあるんでしょうか。
(答)それは、先ほど申し上げたように、いろいろ随時意見交換しておりますから、そういう一連の流れの中で私の考えは申し上げるとは思います。

(以上)