井上内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年10月13日

(令和2年10月13日(火) 11:05~11:10  於:中央合同庁舎第4号館12階共用1203会議室)

1.発言要旨


 まず、国際博覧会担当の大臣として御報告をいたします。
 先週末も大阪に出張し、10月10日に大阪・関西万博シニアアドバイザーの安藤忠雄氏、コシノジュンコ氏と面会するとともに、1970年大阪万博50周年記念セレモニーに出席をいたしました。このセレモニーには、ミュージシャンのコブクロさんもおられたのですが、その場で「大阪・関西万博のテーマソングをコブクロさんに」といったような話も出て、メディアでも報道をされております。テーマソングについて多くの反響をいただいておりまして、このことは大変ありがたいと思っています。国民の万博への関心の高さを象徴するものであると考えます。1つにするのか、複数にするのか、また位置付けなども含めて、さまざまな意見を伺いながら、基本計画策定後、来年早々にもこのテーマソングについて決めていきたいと思います。なお、コブクロさんは、2025年日本国際博覧会協会アンバサダーでもあり、今後の選考過程を経る必要があるものの、有力な候補の一人というふうに考えております。
 この件につきましては、先ほど私のほうから吉村知事、また松井市長にも直接お電話して御了解をいただいたところです。今後、大阪・関西のみならず、日本全国でさまざまな形で機運醸成を図ってまいります。
 次に、消費者及び食品安全担当の大臣として報告をいたします。
 国会等の諸事情が許せば、明日14日から15日にかけて徳島県を訪問し、消費者庁新未来創造戦略本部のほか、徳島県立徳島商業高校のエシカル消費の取組、板野町の見守りネットワーク、徳島市消費生活センター、鳴門教育大学における消費者教育推進プロジェクトなどを視察する予定です。
 消費者庁の新たな恒常的拠点である戦略本部において、取組の状況を確認するとともに、先週の東京都の消費生活総合センターに続いて、今回は地方の消費生活センターなどで活躍される地域の皆さんのお話を伺い、意見交換をさせていただきます。消費者行政の最前線である地方における課題、地域活動、消費者教育の重要性などについてしっかり理解を深めてまいりたいと考えています。
 私からは、以上です。

2.質疑応答

(問)先週の金曜日に、日本学術会議の会員の選考問題について、93の学界が緊急声明を出しましたけれども、大臣としては、この声明をどのように受け止めているでしょうか。
(答)93の学界の声明ですか。学術会議の問題については、特に今いろいろと話題になっている任命の件に関しましては、これは総理大臣の権能ということでありますので、やはりまず総理大臣のほうで考えていただきたいというふうに思っています。
(問)JAXAの宇宙飛行士の野口さんの、ISSに向けた飛行が11月にも行われます。野口さんに限らず、今年は「はやぶさ2」の帰還など、いくつかの宇宙イベントがあると思いますが、大臣が注目しているイベントがありましたら、教えていただけますでしょうか。
(答)野口さんの打上げについては、延期になったことは残念ですけれども、来月にも行われるということで、大変期待をいたしております。
 それから、「はやぶさ2」ですけれども、これもしっかり地球に帰還をして、あるいはカプセルを地球に落下させて、そして新たな知見が獲得されるといったことを期待しております。

(以上)