小此木内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年3月9日

(令和3年3月9日(火) 8:47~8:52  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。私から1点ございますが、領土問題担当大臣として、2点お知らせいたします。
 1点目は、領土・主権展示館のホームページについてですが、本日、展示館のホームページのリニューアルを行い、いつでもどこでも展示館の主要な展示が見られるよう、3Dのデジタル展示館を開設するなど、掲載情報を充実させました。
 2点目は、展示館の企画展についてですが、虎の門の展示館では3月16日から5月9日の間、企画展「知られざる北方四島」-歴史・文化・自然-を開催いたします。本企画展では、北方四島の歴史や文化・自然を紹介し、北方四島が我が国固有の領土であることを示します。なお、展示館における新型コロナ対策は引き続き徹底してまいります。いずれも詳細は内閣官房領土室にお尋ねください。
 私からは以上です。何かございましたらどうぞ。

2.質疑応答

(問)領土・主権展示館のリニューアルなんですけれども、デジタル展示館の設置というところが目玉、開設ということが一つ大きなあれかなと思うんですが。去年ツイッターのほうも開設しまして、比較的若年層であったり、デジタルを活用した領土発信というのは続いていますけれども、このあたりどういう狙いであったり、また去年のツイッター開設以降、何か反響であったりというのがありましたら教えてください。
(答)まずは一人でも多くの方々に、特に若年層、こういった方々について、一回でも多く訪れるようにしていただきたいということでありますが、残念ながらコロナということにぶつかりました。その中で、いろんなサイトを用意しながらも、その発信に努めているところであります。
(問)もう1点、中国のほうも尖閣諸島に関する、ホームページ上にデジタル展示館みたいなのをつくっていると思うんですけれども、このあたり、そこら辺を意識したことはあるでしょうか。
(答)特に意識はしていませんが、そのままの事実、特に歴史的なものについて、知識を深めていただきたいというものがありますので、今は今の課題として、それぞれ政治が行う対処、そういうものがあろうかと思いますけれども、歴史そのものをしっかりと頭に入れていただきたいという思いからです。
(問)別の話で、東日本大震災から10年ということで、昨日、参議院の予算委員会でも大臣のほうから、「伝承」、東日本大震災の語り部の活動を多分念頭に置いていらっしゃる。このあたり、東北のほうでは伝承が進んでいる一方で、全国的に見ると風化が進んでいるという中で、国として伝承についての取り組みというのを今後、この10年の節目の後、どういうふうに実際に取り組んでいかれるのかという、何か構想であったりお考えがあったら教えてください。
(答)現実の中で人々の記憶というものは薄らいでいくということだとは思いますけれども、一方で人間には語りたくないということ、思い出したくないという気持ちもあると思います。そのまた一方で、忘れてはならないという中でのある種、葛藤のようなものもあろうかと思いますが、痛手というものがどんなに苦労するものなんだろうかと、あるいは悲しみがあふれるものなんだろうかということを含めて、何とか努力をしながら伝えていければいいなと思います。

(以上)