小此木内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年3月2日

(令和3年3月2日(火) 8:38~8:45  於:衆議院本会議場議食側廊下)

1.発言要旨


 私からございますが、東日本大震災について、本日の閣議において、東日本大震災十周年追悼式を政府主催により、来る3月11日木曜日、国立劇場において、天皇皇后両陛下御臨席のもと、各界代表の参列を得て実施することが決定されました。総理から、本件に関する事務については、私、小此木を中心に行うよう指示がございました。当日の追悼式の実施に万全を期してまいりたいと存じます。
 また、本日は東日本大震災の弔意表明についてが閣議了解されました。併せて、お配りをしているとおり、総理から「国民の皆様へ」と題する談話が出されております。
 なお、追悼式の実施に当たってですが、新型コロナウイルス感染症の感染予防のために必要な措置を講ずることとし、例年、追悼式当日に会場の国立劇場において行っていた、一般の方々の献花については、本年は行わないこととしています。詳細については、内閣府大臣官房東日本大震災十周年追悼式準備室にお問い合わせいただきたいと思います。
 もう一つですが、防災についてですけれども、本日3月2日付で、中央防災会議の会長であります内閣総理大臣より、関係省庁、都道府県などに、融雪出水期における防災体制の強化のための通知を発出いたします。この通知は、関係機関に対して、気温上昇に伴う雪崩及び落雪、雪解けによる洪水等に備え、気象等に関する情報の収集伝達、警戒避難体制の強化、危険箇所等の巡視・点検、要配慮者等への配慮、災害即応体制の確立などについて、新型コロナウイルス感染防止対策と併せて周知徹底を行います。
 加えて、当面雪の季節が続くことから、除雪作業中の事故防止、適切な道路管理、交通対策など、引き続きの警戒もお願いをしています。これからの雪解け、大雪による災害に対し、人命の保護を第一とし、防災体制の一層の強化を図ってまいります。
 私からは以上です。何かございましたら。

2.質疑応答

(問)追悼式の関係なんですけれども、規模を縮小されると思うんですが、大体例年の何分の1とか、規模感は分かりますか。
(答)例年、1,500人がいっぱいなんですけれども、これを200人ほどにしようと思っております。
(問)定員1,500人のホールを200人にするという。
(答)定員1,500人ですね、そこは。200人ほどにしたいと思います。
(問)あと、天皇皇后両陛下の御参列ということなんですけれども、これまで過去は、天皇陛下も出られたこともありますけれども、秋篠宮様が出られていたと思うんですが、今回は十周年ということで天皇皇后両陛下ということになったんでしょうか。
(答)天皇皇后両陛下におかれては、即位をされて初めての式典になるとは存じますけれども、そういう意味での御出席がかなったということであると思います。
(問)あと、今回十周年ということなんですが、来年以降も追悼式はお続けになられる考えというのはあるんでしょうか。
(答)昨年の皆様への発信で、今年十周年をもって、式典は最終のものであるということをされたということだと思います。なお、この毎年3月11日は私たちの記憶に残す、あるいは残さなきゃいけない思いとして、国としての行事は今年が最後となるという発信をしていると思いますけれども、今申し上げた観点から、私たちの記憶の中には残さなきゃならないものと存じます。
(問)大臣の所管でお聞きしたいんですけれども、安全保障上重要な土地周辺の買収等規制法案の提出に向けて、今準備を進めていると思うんですけれども、公明党さんから慎重な意見というのが結構出ました。それに対してどう受け止めているかをまずお願いします。
(答)様々な意見を、今、最終調整をしている中で、意見はいろんなものが出されているということだと承知をしています。なお、それぞれ与党でも努力をしていただいて、私たちもその中で最大限努力をしていくということです。
(問)3月上旬というのは、法案提出の時期として目指してきたと思うんですけれども、そのスケジュールに遅れ等は生じないのか、変わりないんでしょうか。
(答)最大限努力してまいります。

(以上)