小此木内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年2月16日

(令和3年2月16日(火) 9:09~9:17  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。私からですが、13日土曜日の深夜に発生した福島県沖を震源とする地震に関して、まずは被災された方全ての方々にお見舞いを申し上げます。
 政府としては、発災直後に内閣府調査チームを福島県庁に派遣をし、14日には関係閣僚会議を開催するなど、迅速な情報収集や災害応急対策に現在まで取り組んでいるところであります。この地震により亡くなられた方は確認されておりませんけれども、本日7時半時点で、重傷10名、軽傷147名の方との報告を受けております。
 インフラについて、停電や国道の通行止めは解消されております。東北新幹線の一部区間における運転見合わせや常磐自動車道における通行止め、宮城県、福島県における断水などについて、関係機関において早期の復旧に努めているところであります。
 また、被災された中小企業への支援としては、中小企業団体等による相談窓口の設置、資金繰り支援など、既に開始しております。
 本日はこれから福島県に向かい、実際に被災現場を拝見し、また内堀知事と現地のニーズや対応等についての意見を伺ってまいります。被災の現状や地域の声を直接確認し、被災された方々が一日も早くもとの生活に戻れるよう、必要な支援をしっかりと行ってまいりたいと存じます。
 もう一つですが、「竹島の日」について、領土問題を担当する大臣として、2点報告がございます。
 1つ目は、「竹島の日」記念式典についてです。2月22日月曜日ですが、島根県松江市において島根県等が主催する、「竹島の日」記念式典への出席については、政府から領土問題担当の和田政務官が出席予定ですので、お知らせいたします。
 2つ目は、領土・主権展示館の地方巡回展についてであります。長崎市において3月19日金曜日から28日日曜日まで、佐世保市において4月15日木曜日から24日土曜日まで開催する予定です。九州地方での初の地方巡回展の開催であり、会場でのコロナ対策には万全を期しております。お近くの方には是非ご覧いただきたいと存じます。詳細は内閣官房領土室にお問い合わせください。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)地震と領土の関連で1つずつ。
 地震について、現地に行かれてニーズを伺うということですけれども、現地での被害状況に応じてだと思うんですが、激甚災害への指定など、政府として対応を何か現地でお伝えする考えはあるのか、また必要な対応は今後どういうのがあるのかということをお伺いしたいのと、領土問題の関係では、この政務官の派遣は安倍政権になってから始まったものだと思うんですけれども、今回、政務官を派遣する理由とか狙いについて、お伺いいたします。
(答)まず、これから参ります福島県についての被害状況、これは発災が先ほど申し上げたように2月13日の深夜、2月14日にかけてでありますが、総理からも被害状況等を把握するように努めるよう指示がございましたことは(衆・予算)委員会でも述べましたが、引き続き調査を進めているところであります。昨日は実際問題、雨等もございまして、なかなかその調査そのものがうまくいかなかったというふうな話も聞いておりますけれども、でき得る限り速やかに調査をして、本日特にその実情を知事等からもお伺いして適切に対応してまいりたいと思います。
 和田政務官の出席予定は、例年、政務官ということもございますけれども、諸般の事情がございますので、和田政務官に出席をお願いいたしました。
(問)済みません、重複して。激甚災害の指定など、今考えているものはございますでしょうか。
(答)調査をしっかりとまとめた上で考えてまいりたいと思います。まずは、その把握に努めておるところでございます。
(問)「竹島の日」の政務官の派遣、諸般の事情ということですけれども、政府としては地元の方々にどういうことを伝えたり、国内外でも注目するイベントだと思うんですけれども、どういうことを発信したいとお考えでしょうか。
(答)竹島の実情、こういうことは御案内のとおりだと思いますが、先ほど展示館の話をいたしましたけれども、こういうことも含めて、政府としての活動も含めまして、政務官に地元の方とそういうお話もしていただいたり、諸々のことがあると思います。発信をしていきたいと思います。
(問)先ほどの質問に関連してなんですけれども、「竹島の日」なんですけれども、地元の島根県さんのほうから、領土問題担当相と、あと内閣総理大臣等に出席の案内等が来ていたと思いますけれども、小此木大臣御自身が出席されることについては検討されたのか。また、その結果、諸般の事情ということですけれども、政務官にとどめた理由というのは、もう少し詳しく伺えればと思います。
(答)恐縮です。繰り返しになりますが、政府内での諸般の情勢を踏まえて検討した結果、和田政務官に出席をしていただくことになりました。
(問)北海道のほう、北日本のほうなんですけれども、低気圧が急速に発達して数年に一度の猛吹雪というような情報も出ているようですが、この件に関して何か呼びかけなり備えてほしいことがあれば、お願いします。
(答)まず第一に、北海道の皆様方には警戒をしていただきたいと思います。本日も早朝から防災部局、北海道と連絡をとりまして、まずその予報に接して警戒をするようにと確認しているところであります。なお、天気予報等々に注意深く注視いたしまして、互いに警戒をしようと、そして道民の皆さんに広くその意味での呼びかけをするという備えをしております。

(以上)