小此木内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年11月6日

(令和2年11月6日(金) 8:37~8:42  於:衆議院本会議場議員食堂側廊下)

1.発言要旨


 私から1件ございます。
 領土問題担当大臣としての報告でありますが、今般、国土利用の実態把握等に関する有識者会議を開催することといたしました。第1回会議は11月9日月曜日を予定しております。
 現在、私のもとで骨太方針2020に示されました、安全保障等の観点からの土地利用、管理等のあり方について検討を進めているところでありますが、今後さらに検討を深めていくためには、有識者の方々に幅広い論点について御議論いただくことが必要であると考え、有識者会議を開催することとしたわけであります。有識者会議には、様々な分野の専門家に御参加をいただき、多角的な観点から忌憚のない意見をいただきたいと考えております。会議の詳細は事務方にお尋ねいただきたいと思います。
 私からは以上です。何かございましたら。

2.質疑応答

(問)この有識者会議で具体的に議論していただきたいこと、また今後のスケジュールについて、お聞かせください。
(答)本件については、これまでもお話ししたとおりですが、就任当初、菅総理から様々な御指摘がありましたが、特にこの件については長年の課題であり、この政権でしっかりと成果を上げられるよう、検討してほしいという指示もございました。私のもと内閣官房において鋭意検討を進めているところでございます。
 今般、国際関係、行政学、民法、土地制度といった幅広い分野の専門家の方々から成る、有識者会議を開催する運びとなったところでありますが、有識者の皆様からは多角的な観点から忌憚のない御意見をいただきたいと考えています。
(問)今、質問にもありましたけれども、有識者会議のスケジュールですね、いつごろに取りまとめて、そして通常国会へ提出を目指すのかどうかについて教えてください。
(答)現時点で具体的なスケジュールは決まっておりませんが、今後、検討の進捗に応じて、委員の先生方と相談をしながらやってまいりたいと思います。第2回以降の開催については、その都度事前に事務方から皆様にお知らせしたいと思っています。
(問)そうしますと、特に期限を設けていつまでに提言を出してもらうとか、そういう一応スケジュール感というのは、特にまだ。
(答)現在、これが定まっていないということでありまして、とにかく整理をしているということもお話ししてきました。いろんな課題があります。さまざまな有識者、どういうお立場で、どういう御専門で、参加していただくかもお話しいたしましたけれども、そういったことをしっかりと整理して、相談してまいりたいと思います。
(問)重ねてすみません。様々な課題ということですけれども、何か2、3例挙げていただけると。どういう課題があって、それに対してどういう有識者の見解というか。
(答)それを整理しているので、国際関係、行政学、民法、土地制度、先般の質問でも予算委員会でもございました。他国は管理している、制限をしているという角度からのお話でありましたけれども、日本としてどのようなことが考えられるのかというのが一つの整理だと思います。この問題についても幅といいますか、今言われたような観点がいろんな角度から見ることができますので、まさに日本の整理がまずは必要だと考えています。

(以上)