西村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年2月21日

(令和2年2月21日(金) 9:23~9:28  於:中央合同庁舎8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

特になし

2.質疑応答

(問)2点お願いします。まず、為替の動きなんですけれども、外国為替市場で円安ドル高が進行しています。市場では、コロナウイルスの影響を懸念した動きとの見方も出ていますが、大臣の御所感をお願いいたします。
(答)金融市場や為替レートの水準そのものについてのコメントは差し控えたいと思いますけれども、一つに、アメリカ経済、いい指標が発表されてますので、アメリカ経済は非常に強いと、引き続き堅調であるということを反映しているんではないかと思います。
 日本経済については、昨日しっかりと御説明しましたとおり、1月当初、様々な指標も上向いてきていたところでありますので、基調としては回復している基調にあると判断を変えてないところでありますけれども、昨日も申し上げましたとおり、コロナウイルスの影響についてはしっかり注視をしていくということでありますので、そうした様々なファンダメンタルズを反映しての動きだと思いますけれども、いずれにしても、日本経済の経済運営ですね、しっかりと万全を期してやっていきたいと思います。市場の変動が我が国経済に与える影響等についても、しっかりと注視をしていきたいと考えてます。
(問)2点目ですけども、消費者物価指数が本日発表になっていますが、この動きは前月並みの上昇ということになっていますけれども、そちらについても御見解をお願いいたします。
(答)本日公表されました1月の全国消費者物価指数ですね、いわゆる生鮮、エネルギーを除いたコアコアで見ますと、消費税率引上げ後の、引上げ等の影響を除いたベースで前年比0.6%ということで、31か月連続で前年比プラスが続いているところであります。また、前月比では0.0%ということであります。
 本日公表されましたので、よく数値を精査をして、この消費者物価の基調についてはきめ細かく見ていきたいと思っておりますけれども、併せて、今後のこの新型コロナウイルス感染症の影響についてもよく見極めていきたいと考えてます。
 需要が落ちる面と、それから、中国からの供給が細る面と、細っている面と両方あると思いますので、その辺りも含めてよく見ていきたいと考えてます。
(問)最初の質問とかぶるんですけど、その為替について、これまで有事は安定通貨として日本円が買われてるということが多かったんですが、今は、最近、今回の円安については、日本売りという見方もあるんですけど、そこについては歓迎されるということなのか、注視、懸念されているということなのか、御所見頂ければお願いいたします。
(答)基本は、先程申し上げたように、アメリカ経済が非常に堅調だという、いわゆるドル買いということだと思いますが、その為替のレベルについては、レートについては私はコメントすることは差し控えたいと思いますけれども、いずれにしても、日本経済の先行きについて、昨日お示ししましたように、このコロナウイルスに対する懸念はありますけれども、回復基調にあることも、基調はそれはそういう認識をしておりますので、そうしたファンダメンタルズを反映したものであると、ものであってほしいと考えておりますので、過度な動きについてはよく見ていきたいと思っております。
 いずれにしても、レベルについては私からコメントすることは差し控えたいと思います。

(以上)