西村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年2月18日

(令和2年2月18日(火) 8:46~8:52  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。
 今週末、2月22日土曜日ですけれども、新潟県の見附市を訪問する予定です。
 見附市は、「歩く」ことを基本として、住んでいるだけで健やかで幸せに暮らせる、いわゆる「スマートウェルネスシティ」づくりを推進しているということであります。
 昨年末取りまとめた全世代型社会保障検討会議の中間報告でも、社会全体で予防・健康づくりへの支援を強化するという必要性を指摘しているところであります。先行的な取組を行っているそうした事例、現場の声をしっかりとお聞きしたいと思っております。
 視察内容は、「健康運動教室」など健康づくり事業を行っている市の取組、それから、無電柱化や車より歩行者を優先した道路設計などによって、いわゆる「スマートウェルネスシティ」を具現化した分譲地とかこういったところを視察する予定ですが、当日の天候で内容が変更する可能性はありますけれども、そういう予定にしております。
 それから、24日には福島県を訪問する予定であります。
 商工会議所を始めとする経済団体の方々と意見交換を行います。併せて、ICTの利活用に積極的に取り組んでおります会津若松を訪問しまして、会津大学、ICT関連企業を集積している、いわゆるスマートシティAiCT(アイクト)を視察したいと考えております。
 引き続き、地方、現場の声をしっかり聞きながら、特にまたこの新型コロナウイルスの感染症の拡大の影響、これについてしっかりと経済への影響ですね、現場の声をしっかりお聞きしたいと思っております。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)昨日、タイのソムキット副首相と会談されて、タイのTPP参加について日タイで連携していくと一致されましたが、タイ以降の拡大TPPについてはどのような方針で臨む考えか、よろしくお願いいたします。
(答)TPP11協定ですね。これは、ハイスタンダードで21世紀型のものでありますけれども、これを満たす意思のある全てのエコノミーに開かれている、できるだけ多くの国、地域の参加を期待をしていると、これが11か国共通の思いであります。
 その中で、昨日、タイのソムキット副首相と会談しましたけれども、タイの前向きな動きを歓迎しているところであります。
 タイが新規加入ということで、4月頃、意思決定をするということで昨日お聞きしましたけれども、そういう方向になってくれば、いろいろほかの国にも刺激を与えることになると思うんですね。タイの加盟に向けたこの取組も、ベトナムとかマレーシアが入っているということもあると思いますし、ほかの国々への影響、これはいい意味でのよい刺激となる可能性もあると思っております。そういう意味も込めて、タイのそうした取組を積極的に支援したいと思っております。
 それから、イギリスがTPP11参加に関心を示しております。イギリスの場合は、EUとの交渉が最優先だとは思いますけれども、引き続き必要な情報提供を行っていきたいと思っておりますし、いずれにしても、この参加メンバーの拡大については、我が国日本が主導的な役割を果たしていきたいと考えております。
(問)TPPに中国の一部の方が関心を示しているように聞いておりますが、先日、北京に行かれたときにもこの種のお話は出たか、その辺を教えてください。
(答)TPPそのものについては、何かそれについて議論したということはありませんけれども、当然、世界経済全体あるいは自由な貿易投資の環境づくりと、こういったことについては話題には上りました。
 それから、関心あるところには様々情報提供は行っております。できるだけ多くの国、地域にメンバーになってほしいという思いでありますので、幅広くいろんな形で取り組んでいきたいと考えてます。

(以上)