西村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年1月21日

(令和2年1月21日(火) 10:53~10:58  於:中央合同庁舎8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

特になし

2.質疑応答

(問)昨日から通常国会が始まりました。大臣、昨日、紋付きはかまを着こなして衆参両院の本会議で経済演説をされていらっしゃいましたが、今通常国会への意気込みについて一言お願いします。
(答)はい。はかまで演説するつもりはなかったんですけれども、総理始め閣僚の皆さんから、そのままでやれといった言葉を頂いたので、そのままやりました。その分気合いも入りましたので、私にとってはしっかりと経済について、話すことができて、いいスタートだったと思います。
 今年は、日本経済の将来を左右する大事な1年になると思っております。足元の景気への対応、これは海外経済の下方リスクであり、災害からの復旧であり、消費税率引上げ後の消費マインドの、まあ改善してきてますけれども、まだ低い数字でありますので、こういったことを踏まえて足元の経済への対応と景気対策ということと、それから、新しい時代を迎える正にSociety5.0を実装していくという構造改革、この両立を図っていく大事な1年になっていくと思っております。
 昨日も演説の中で申し上げましたけれども、夏にオリンピック・パラリンピックもありますので、日本を発信するいい機会、いいチャンスでもあります。日本の将来の姿を示すそういう機会にしたいとも思います。そのために、必要な予算、特に補正予算、来年度予算、それから様々な法律、法律案を提出しますので法案の成立、それから規制改革、こういったことを含めてですね、全力で取り組んでいきたいと思っております。
(問)昨日から国会が始まって、これから予算案の審議も始まると思うんですけども、氷河期世代の採用の支援の予算も入ってると思うんですが、非常に大切な政策だという認識である一方で、これまで内閣府の経済財政諮問会議で、国・地方の総定員数の削減というのを旗振ってきた経緯があると思うんですけれども、その辺りの整理をどうされているのかというのを、ちょっと教えてください。
(答)はい。まず就職氷河期世代の方々に、意欲・能力を生かして活躍いただくということ、それから組織も活性化するという観点から、こういった方々への採用のチャンスを広げていくこと、採用していくこと、これは重要なことだと思っております。御案内のとおり既に内閣府と厚生労働省において、先行的に中途採用を実施しておりますけれども、令和2年度から4年度までの間に、政府を挙げて集中的に取り組むということにしております。
 御指摘の行政改革の観点から定員定数の削減、これはもう大変大事なことだと思っております。当然のことであります。他方これまでも、時代の要請に応じて定員の見直しは行ってきております。例えば外国人観光客が800万人ぐらいから3,000万人台になる中で、CIQの定員を増やしたりとかですね、あるいは海上の安全を守るという観点から海保の定員を増やしたりとか、こういったところはですね、その時々の時代の要請に応じて臨機応変に必要な手当てをしてきております。ですので、今後の進め方については、両方のバランスを図っていく必要がありますので、内閣人事局それから人事院と、よく協議をしてまいりたいと考えております。なお、今回の内閣府、厚生労働省の中途採用の取組は、既存の定員の範囲内で行うものであります。今後しっかり協議をしていきたいと思っております。

(以上)