西村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和元年10月11日

(令和元年10月11日(金) 8:32~8:35  於:官邸エントランスホール)

1.発言要旨

特になし

2.質疑応答

(問)まず、世界経済フォーラムが示す国際競争力ランキング、前年の5位から日本は6位に後退しました。この件について、受け止めをお聞かせください。
(答)かつてはもう少し低いランキングのときもありましたので、そういう意味では、ここのところ5位とか、6位とか、比較的高いレベルを維持しておりますけれども、特に日本の場合は健康とか、インフラとか、その辺りは高く評価をされているんですけれども、一方で、労働市場の硬直性であるとか、女性の活躍とか、この辺りの評価がまだ低いわけであります。
 労働市場については、兼業、副業の促進であるとか、あるいは中途、キャリア採用、こういったことの促進であるとか、働き方改革含めて労働市場の流動化、これを進めてきております。
 生産性を上げていくために、労働市場も活性化しようということで進めてきておりますし、女性の活躍についても、育児休業、それから保育所の整備ですね。こういったことを含めて女性の活躍しやすい環境が整ってきて、いわゆるM字カーブも解消しつつあるということですけれども、いまだ非正規、パートの方も多いということで、更にこれらの方々が活躍できる環境をしっかり整えていきたいと思っております。
 そういう意味で、まだ我々の改革が道半ばでありますけれども、是非より上位を目指して指摘されたこと、労働市場であるとか、女性の活躍とか、更に力を入れて推進していきたいと思っております。
(問)今週の参院本会議で、世耕参院幹事長が総理の質問に対する姿勢などを指摘するような発言をされました。極めて珍しいことだと思うんですが、大臣として受け止めをお聞かせください。
(答)私の場合は官房副長官も務めておりましたので、接する機会も多かったですから、総理のひととなりもよく分かっていますし、正に改革への意気込み、このリーダーシップは非常に強いものがあると認識しております。
 その上で、様々私なりに気付く点、こうした方がいいと思う点はできるだけ率直にお伝えをしてきましたので、そういう意味では世耕さんも官房副長官、それから閣僚も長く務められましたから、身近にいて気付く点をこれまでも言ってこられたと思いますし、そういう意味では、割合自民党の多くの議員が感じたことを総理には率直に伝えるというのは、私はそれなりにあると思いますので、自民党の意思疎通の良さというか、風通しの良さというか、これは私は自民党がこれまで誇るべき一つの風土だと思っていますので、こうした風通しのいい、物事をしっかり言える環境を引き続き、安倍総理はそれを別に嫌がっておられるわけではありませんので、しっかりと受け止めて、御一緒にみんなで判断して、いろんな方向性を決めております。そうした風土を是非維持していきたいなと思います。

(以上)