北村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年9月15日

(令和2年9月15日(火) 11:03~11:13  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 今日は2件の御報告がございます。
 まず1件目です。今日の閣議におきまして、「都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域を定める政令の一部を改正する政令」が決定されました。この政令では、都市再生の拠点として、緊急かつ重点的に市街地の整備を推進すべき「都市再生緊急整備地域」について、長崎市の新規指定、そして都市の国際競争力の強化を図る上で特に有効な「特定都市再生緊急整備地域」について、仙台市、広島市の新規指定等を行っております。国の活力の源泉である都市の魅力と国際競争力を高めるために、都市計画や税法上、税制上の特例の適用等を通じて、今後も関係自治体等と二人三脚で、質の高い都市再生を推進してまいります。
 次に2件目であります。先週、11日金曜日に、自民党のスポーツ立国調査会の馳浩会長、そしてヘルス・アンド・コミュニティ議員連盟の上川陽子会長から「Withコロナによる健康二次被害をスポーツや社会参加で予防し国民を“健幸”にするための緊急提言」を頂きましたので、御紹介させていただきます。この提言では、コロナ禍での健康づくりやそれらを支えるコミュニティの重要性など、国民が健康で幸せに暮らせる社会の実現に向けた方策を御指摘いただいており、このことを“健幸”と称しておられます。私としても、その思いに共感したところでございます。地方創生部局としても、地方創生臨時交付金の事例集で外出自粛等の影響を踏まえた健康づくりを進めるための健康支援事業の例示などを行っているところでありますし、実際、自治体において交付金を活用して、住民の健康維持活動に対するポイントの配布や、健康増進アプリの導入などの取組が始まっております。現在、全国の自治体において、感染拡大防止と社会経済活動の両立に向けて取り組んでいただいているところであり、住民の健康づくりに向けた取組を積極的に御検討いただきたいものだと思います。
 いずれにしても、詳細につきましては事務方にお聞き合わせいただければ幸いでございます。

2.質疑応答

(問)昨日、現在の菅官房長官が自民党の新総裁として選出されまして、明日にも総理大臣として首班指名選挙で指名を受ける見通しです。この点について、大臣の所感をお聞かせください。
(答)ここでの会見は、私の大臣としての担務に関する質問についてお話を聞いていただく場であると認識しておりますので、答えを差し控えさせていただければと思うところであります。
(問)新たに新総理大臣に菅氏がなられることに関連して、内閣も新しくなるわけですけれども、大臣が今担当されている地方創生ですとか、公文書について、今後、新総理にどんな政策を期待されますか。
(答)これまでも内閣において御一緒に仕事をさせていただきましたので、また総裁選挙に臨むに当たっても、官房長官が総裁候補として述べられたことや抱負、これまでの成果や実績、政策について述べられたこと、それらはもう広報されておりますから、御承知のとおりであると思います。私としては、官房長官と連携をしながら、今、あなたがおっしゃられた事柄については誠実にお答えをさせていただいてきたところであって、今後とも、これまでの官房長官時代に私もいろいろな御指導もいただきましたし、また総裁候補として目指すところはこうであるということもおっしゃっておられますから、そのことが実現するように、一自民党の国会議員として、御一緒に仕事をさせていただいたこともあるわけですから、しっかりと、私も勉強不足を感じたところもありましたから、経験に照らし合わせながら、自分自身の認識不足や勉強不足についても補いつつ、一自民党国会議員として、あなたがおっしゃられた大事な事柄については取り組んでまいりたいと思っています。

(以上)