北村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年7月10日

(令和2年7月10日(金) 11:00~11:08  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 今日は3件御報告がございます。
 1件目ですけれども、先日発表させていただいた「地域未来構想20 オープンラボ」の参加企業等の募集を開始いたしましたので、御説明させていただきます。地方創生臨時交付金を少しでも多く、将来を見据えた前向きな対策に活用していただきたいという思いから、先日地域で取り組むことが期待されている政策分野を「地域未来構想20」として発表した次第です。また、各自治体の皆さんが、これらの20の政策分野に取り組むことを後押しするため、自治体と各分野に関するソリューションを持つ企業などをつなぐ「地域未来構想20オープンラボ」を立ち上げ、今月いっぱい参加者を募集いたします。関心分野や提供できるソリューションを御登録いただくことで、自治体や企業等とのマッチング機会が増えますので、自治体にプロジェクトを提案したい企業、企業との連携に関心のある自治体、20の政策分野に少しでも関心のある団体など、皆様の積極的な御参加をお待ちしている次第であります。また、「地域未来構想20オープンラボ」に関する理解を深めていただくため、来週、WEB説明会を行いますので、こちらも奮って多くの御参加を期待しているところでありますので、皆様方の御協力もお願いいたしたいと思います。詳細につきましては、お配りした資料を御参照ください。そして担当の者も控えておりますので、詳しいことについてはお問い合わせを頂ければと思います。「地域未来構想20オープンラボ」を通じて、地方創生に向けた新しいパートナーシップが形成され、一つでも多くの前向きな事業が立ち上がるようしっかり取り組んでまいります。
 次に2件目でありますが、SDGs未来都市を対象に、地方創生SDGs推進による新型コロナウイルス感染症に関する課題解決に向けた取組を調査いたしましたところ、27自治体より36件の報告を頂き、取りまとめましたので、本日公表させていただきます。今回報告いただいた取組事例につきましては、SDGs未来都市計画に関する取組や、SDGs達成に向け、新たに考えられた独自性の高い取組など、多岐にわたっております。新型コロナによる危機のさなか、このような地域の事例を広く周知することで、より一層、地方創生のSDGsを通じた各地域の課題解決に向けた取組が広がることを大いに期待しております。
 最後に3件目でありますけれども、出張について御報告があります。明後日7月12日日曜日から13日の月曜日にかけて、地域における意欲ある取組や地域のニーズ等を把握し、今後の地方創生に関する取組に生かすべく、新潟県、富山県を視察させていただき、花角新潟県知事、石井富山県知事との意見交換などを行わせていただくことにしております。詳細につきましては事務方にお聞き合わせを願えればと存じます。

2.質疑応答

(問)3点目でおっしゃった視察についてお伺いしたいのですけれども、詳細は事務方に、とおっしゃいましたが、この視察についてはコロナウイルスの感染症より以前から予定されていたものなのでしょうか。あと、感染症が今回拡大してから初めての視察になるかと思うのですけれども、「新しい生活様式」というところも含めて、視察とコロナの感染予防の両立をどのように図るかということについて、お聞かせいただけますか。
(答)おっしゃるとおり、4カ月足止めを食っておりましたので、やっと動けるようになったと。しかし、大変な警戒が必要だという思いは共通であります。今度の視察では、大変厳しい中にも地域経済の活性化や「新たな生活様式」の獲得に向けて、各地域の現場の最前線で頑張っておられる皆様方の声を、私自身が参りまして、直接お伺いして、各種の施策によって地域のチャレンジを全力で支援したいという気持ちを伝え、また状況の正確な認識を深めたいという思いであります。この本来の目的をしっかりと果たせるように、視察の準備に当たりましては、受入れ先の地方自治体と十分に調整を行った上で、随行者の人数を極力減らし、3つの密を常に回避するなどの感染防止策を徹底することにしております。新型コロナウイルス感染防止は、当然重要でありますけれども、実際に現地に赴くことでしか分からないこともございますから、このタイミングで地方視察に伺う意義をしっかり踏まえて、今後の地方創生の推進に向けた施策の検討に役立ててまいりたいと考えるところであります。

(以上)