北村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年4月28日

(令和2年4月28日(火) 11:31~11:38  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 前回の会見の時、全国各地域の皆様に、外出の更なる自粛に関する標語のことをお話しさせていただきましたけれども、いろいろな方から御指導いただいて、いろいろなことで勉強になりました。その成果と言えば大げさですけれども、もう少しましなものになったのではないかというものができましたので、しつこいようですが、御披露をさせていただきたいと思います。
 二通りつくりました。それで、語呂がいいほうから見ていただくと、「出歩かない ウイルスあげない もらわない」という、これでどうかというようなこと、これが一つ。
 もう一つ作りまして、これですね。「命を守り 仕事を続け 思いやりでふるさとを守る」という標語を作りました。御協力ありがとうございます。
 引き続き5月6日までの期間は、医療崩壊を避けて、感染症拡大を防止するために、極めて重要な局面が続くということになると思いますけれども、改めて全国各地域の皆様方に、外出の防止または抑制を強くお願い、お訴えを申し上げたいと存じます。ぜひ皆様方の御協力もお願いいたしたいと思います。

2.質疑応答

(問)書面対面規制と押印についてお伺いします。
 昨日、経済財政諮問会議で、安倍総理もこれまでの商慣行を見直すように、規制改革推進会議の方で議論するようにと。また午前中にありました先ほどの規制改革推進会議でも、この必要性があるというふうに判断されました。今後のスケジュールや、意見書をどのように取りまとめていくのかなどをお伺いできればと思います。
(答)新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、テレワークの推進は大変重要でございます。そして、印鑑を押す押印や書面提出の義務付けなど、これらがテレワークの実施を困難としている制度や慣行は、これは早急に見直すべきであると考えております。
 今後、規制改革推進会議において、IT本部を初め、関係府省と見直しの議論を早急に進めてまいります。そのうち、直ちに実現できるものについては、順次、関係府省に取組をお願いしてまいります。
 日本のあらゆる分野の生産性向上のためには、政府部門の手続きをはじめ、各種の手続を技術の進展に見合う使いやすいものに仕立て直していくことが大事であろうと考えております。
 規制改革担当として、しっかり規制改革推進会議の委員の皆様方をサポートしてまいらなければいけないと考えているところです。
(問)今の規制改革のところに関連して、事務的なところになってしまって恐縮ですけれども、この書面対面押印規制について取りまとめたものは、毎年の規制改革推進会議の政府に対する答申、例年6月頃ですけれども、そちらに含まれるということでよろしいですか。
(答)規制改革推進会議の事務局から、4月22日に日本経済団体連合会、経済同友会、日本商工会議所、そして新経済連盟、この経済4団体に対して、書面手続きや押印の見直しなど、緊急対応のために必要な事項について、御要望を提出していただくよう依頼をしております。
 この現場の声を踏まえて、5月のできるだけ早いタイミングで、関係府省と見直しの議論を行い、直ちに実現できるものについては、順次関係府省に取組をお願いしていく予定でございます。

(以上)