北村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年3月19日

(令和2年3月19日(木) 8:50~8:55  於:衆議院分館3階第16委員室前)

1.発言要旨


 私から報告が一つございます。本日17時15分から、各府省庁の公文書管理の実質的な責任者である審議官級の公文書監理官にお集まりいただいて、行政文書の管理における「歴史的緊急事態」の決定に伴う連絡会議を開催いたします。今般の歴史的緊急事態に当たり、ガイドラインに基づいた対応が適切に行われるように、私から直接、担当部局にお願いすることとしたものであります。詳細については公文書管理課までお問い合わせ願えれば有り難いと思います。

2.質疑応答

(問)今お話のありました連絡会議の位置付けについて改めてお聞かせください。
(答)今回の会議は、歴史的緊急事態の判断を踏まえて、私、公文書管理担当大臣から、各府省庁の公文書監理官に対して、必要な連絡を行うために特に開催をお願いすることとしたものであります。設置根拠のある会議ではございませんけれども、新型コロナウイルス感染症対策に係る公文書管理の在り方については、皆さんも御案内のとおり、国会の場、あるいは国民の間でも関心が高いと、こうした状況を踏まえて、各府省庁の公文書管理の幹部の方々に、参加のお声掛けをお願いをしたものであります。参加の状況など、詳細については、公文書管理課にお問い合わせ願えれば有り難いと思います。
(問)公文書管理を担当する大臣としてお伺いします。森友学園を巡り、財務省の公文書が改ざんされた問題で、自殺をした近畿財務局職員が残した手記が報じられています。手記には、当時の佐川理財局長から指示があり、改ざんに至った経緯が克明に書いてあり、この内容を元に、改めて改ざんについて調査する必要があるのではないかという声も上がっています。御見解をお願いします。
(答)近畿財務局の職員がお亡くなりになったことに対しては、謹んでお悔やみを申し上げたいと存じます。その上で、御指摘のような声があることは承知しておりますけれども、既に財務省の責任において、詳細な調査が実施され、関与した職員に対しては厳正な処分が行われたものと承知しております。調査をすべきとの声があるというお話もあったかと思いますが、本件については、財務省の責任において詳細な調査が実施されており、更なる調査の必要が現時点であるかということについては、私はそのようには考えておりません。麻生大臣も、給与の返納などをなされたことも承知いたしているところであります。
(問)今回の手記には、佐川理財局長から指示があったということが明確に書かれています。報告書には、そこまで書かれていないわけなのですけれども、そうしたところを受けて、再調査の声が上がっているわけですが、そのことについてはどのようにお考えでしょうか。
(答)公文書管理担当の大臣としては、その件については、コメントは差し控えたいと思います。

(以上)