北村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年1月31日

(令和2年1月31日(金) 11:32~11:38  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 本日は、私から出張についての御報告をさせていただきます。地域における意欲ある取組や地域のニーズなどを把握し、今後の地方創生に関する取組に活かすべく、明日2月1日土曜日に、山形県の酒田市、鶴岡市、天童市及び山形市を視察いたし、吉村美栄子山形県知事と意見交換を行うことと予定しております。
 また、明後日2月2日日曜日に、徳島県の鳴門市、徳島市、美馬市を視察させていただき、飯泉嘉門徳島県知事と意見交換をさせていただくこととなっております。土日になり、先方には大変御迷惑を掛けるわけですが、積極的に御協力を頂いて、御理解いただいておることに感謝いたしつつ、努めたいと思っております。なお、詳細につきましては、事務方にお問合せを頂ければ有り難いと思います。

2.質疑応答

(問)新型肺炎の関係でお伺いします。中国からの旅行客のキャンセルが各地で相次ぎ、地方においても観光業、経済へのダメージが指摘されています。地方創生の観点から、こうした問題への受止めと、大臣自身が考える対応策などありましたらお聞かせください。
(答)大変重大な御指摘であるし、強い問題意識を持っております。特に、2019年の訪日中国人旅行者の数は959万人にも上るなど、近年多くの中国の方々に日本各地を訪れていただいているところであります。このため、今回のこの件が我が国のインバウンドや地域の観光産業にどの程度の期間にわたって影響を及ぼすことになるのか、まずはしっかりと状況を見極めていくことが重要であると考えておりますので、それらのことに手配を致さねばと思っております。いずれにしても、地方創生において観光は交流人口を拡大させ、地域を活性化させる原動力となる重要な産業であることから、観光庁をはじめとする関係の省庁と強く連携いたしつつ、政府一丸となって対応してまいらねばならないと考えているところであります。
(問)今国会に提出予定の国家戦略特区法改正案についてお伺いします。先日、自民党の政務調査会で改正案の法案審査も通り、与党プロセスも大詰めを迎えているかと思いますが、改めて改正案の閣議決定、国会提出の目途を教えてください。
(答)かねてから強い関心を記者の皆さん方には持っていただき、御指導も賜り、感謝いたしているところであります。スーパーシティに関する内容を含む「国家戦略特別区域法の一部を改正する法律案」は、一昨日、すなわち1月29日水曜日の自民党の政調全体会議・経済成長戦略本部合同会議、昨日の政調審議会において御了承を頂きました。さらに、引き続き本国会において法案を提出・成立できるよう、関係者の御理解を丁寧に得ていくなど、残る調整プロセスをしっかりと進めてまいらなければならないと考えておるところであります。

(以上)