北村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和元年12月23日

(令和元年12月23日(月) 9:25~9:30  於:中央合同庁舎第8号館1階エントランスホール)

1.発言要旨


 本日は3件、御報告がございます。
 まず、1件目でございますけれども、本日、地方分権改革推進本部及び閣議におきまして、「令和元年の地方からの提案等に関する対応方針」を決定いたしました。地方創生や子ども・子育て支援関係を始めとする、地方の現場で困っておられ、支障のある事柄について、解決してほしいという切実な提案について、きめ細かくその実現を図ることができるようになったと考えています。本部では、本部長である総理より、一つ一つの施策を着実に実現するよう、各大臣に御指示があり、私からは各大臣に対しまして、決定した対応方針に沿って、法案化作業等に御協力いただくことなどをお願いしました。今後、対応方針に盛り込まれた事項の実現に向け取り組むとともに、引き続き地方分権の一層の推進に努めてまいります。
 2つ目としましては、公益法人制度を担当する大臣として報告させていただくわけでありますけれども、この度「公益法人のガバナンスの更なる強化等に関する有識者会議」を開催します。本年6月に閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針2019」においては、「公益法人のガバナンスの更なる強化等について、必要な検討を行う」とされております。様々な分野の有識者から御意見を頂きたいと考えております。第1回の会合を明日24日15時より、私も出席して開催いたします。詳細につきましては、事務方にお問い合わせ願います。
 最後に、3件目でありますが、出張について御報告がございます。地域における意欲ある取組や地方のニーズ等を把握し、今後の地方創生に関する取組に生かすべく、12月25日水曜日に佐賀県の鹿島市、佐賀市を視察いたします。出張の詳細につきましては、これもまた、事務方にお問い合わせ願えればと思いますので、よろしくお願いします。

2.質疑応答

(問)スーパーシティに関連してお伺いします。先日発表された予算案では、スーパーシティの整備推進事業に3億円が計上されましたが、概算要求時の7億円に比べると控えめな印象を受けます。大臣の受止めと、予算が抑えられた理由について、何かあればお願いいたします。
(答)御指摘の予算は、スーパーシティ構想の実現に向けて、国がその核となる部分であるデータ連携基盤の構築を支援するためのものであります。令和2年度予算案では、そのための必要な額を計上できたと考えており、予算が国会で成立すれば、スーパーシティとして選定されたエリアの取組をしっかり支援してまいりたいと考えています。
(問)スーパーシティに関連する国家戦略特区改正法案は、これまで国会提出が何度も見送られた経緯もございますが、予算が少し抑え目になったことは、国会への提出には影響しないでしょうか。受止めをお願いします。
(答)スーパーシティに関する法案を、先の臨時国会ではなく、次期通常国会への提出ということにしたことに伴いまして、想定される事業開始時期が遅くなり、事業に必要な所要額にも変更が出たと報告を受けているところです。政府としては、スーパーシティ構想の実現に向けて、法制度の早期実現を図ることを既に閣議決定しておりますから、次期通常国会に法案を提出、成立できるよう、関係者との調整等を更に進めているところであり、併せて令和2年度予算案でもスーパーシティの実現のための予算を計上するとともに、その後のスーパーシティのエリア選定等の作業も、引き続きしっかり進めることができるし、そうしなければならないと考えています。

(以上)